本屋大賞第1位! 森と人と獣が織りなす生命の物語『鹿の王』

2015.5.20 (水) 10:00

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『鹿の王(上)(下)』(文芸書)上橋菜穂子/著 KADOKAWA 各1,600円(税抜)

『鹿の王(上)(下)』(文芸書)
上橋菜穂子/著 KADOKAWA 各1,600円(税抜)

先日、今年の本屋大賞が発表になった。第1位に輝いたのは、上橋菜穂子の『鹿の王』だ。上橋菜穂子氏といえば昨年、児童文学のノーベル賞といわれる「国際アンデルセン賞(作家賞)」を受賞したことでも記憶に新しい。彼女の作品の魅力は、いきいきとしたキャラクター造形と、文化人類学に裏打ちされた深いテーマ性だ。本作でもその魅力はいかんなく発揮されている。

故郷を守るため囚われの身となったヴァンは、竈の中で見つけた幼女と共に生きる道を選ぶ。一方、医師のホッサルは謎の疫病を治そうと新薬の開発に挑む。生命とは何か−−。未曾有の危機に立ち向かう人々の物語だ。

自在なイマジネーションによって、まるで登場人物たちが“ここ”に存在するかのように描かれる。生命や医学の本質に迫る医療サスペンスでもあり、親子の戦いを描く壮大なファンタジーでもある。この物語はあなたの人生観を変えるかもしれない。(文:松本理惠子)


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鹿の王

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不思議な犬たちと出会ってから、その身に異変が起きていたヴァン。何者かに攫われたユナを追うヴァンは、謎の病の背後にいた思いがけない存在と向き合うことになる。同じ頃、移住民だけが罹ると噂される病が広がる王幡領では、医術師ホッサルが懸命に、その治療法を探していた。ヴァンとホッサル。ふたりの男たちが、愛する人々を守るため、この地に生きる人々を救うために選んだ道は―!?

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