ニッポンの家づくりにはモダニズムの巨匠もうなった!? 『Discover Japan』が魅せる、日本家屋の新常識

2015.6.8 (月) 20:44

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「家のつくりは、夏を旨とすべし」。鎌倉時代の歌人・吉田兼好は「徒然草」の一節で、気候や風土に合わせた家づくりを説く。この節にも現れているように、日本の住まいには四季を快適に過ごすための先人たちの知恵がつまっている。そして、その知恵は現代のニッポンにも間違いなく受け継がれているのだ。6月5日(土)発売の『Discover Japan』(エイ出版社)は、そんな昔から現代まで日本に根付く“ニッポンの家づくりの新常識”を紹介する。

モダニズム家築と日本建築の共通点って?

障子を通して淡く差し込む日の光に、畳の香り。日本家屋が何だか落ち着くのは、幼い頃からそれらに慣れ親しんだ日本人だからだろうか。

20世紀前半には、ル・コルビジェ、ミース・ファン・デル・ルーエなどシンプルな構成のなかに、抽象的な美しさを見いだそうとしたモダニズム建築が隆盛を極めたが、モダニズム建築の美学を日本の住宅に見いだしたドイツ人建築家がいた。1933年に来日を果たしたブルーノ・タウトだ。彼は、桂離宮を「泣きたくなるほど美しい」と絶賛。ブルーノ・タウトの賛美を補うように、江戸東京博物館の研究員・米山勇氏はモダニズム建築と日本の住宅との共通点を指摘する。日本家屋の居心地の良さは、我々が思う以上に普遍的なものなのかも知れない。

「居心地の良い」ニッポンの家、7選

また、日本の風土に合わせた各地のモダンな住宅を紹介。広島・尾道のとある週末住宅は、御影石が敷かれ、夏でも涼しく過ごすことができるというテラスから広く瀬戸内海を臨む。「夏にビールが飲める場所というのもコンセプト」だというが、間違いなく美味しく飲めるはずだ。そのほかにも、360度緑に囲まれた埼玉県草加市の家や、福岡県飯塚市の八角形の家など、それぞれの気候や風土に合わせて、形を合わせ、寄り添うように心地の良い空間を作り出している。

あの名作マンガ&アニメの間取り図が!

さらに、マンガやアニメから間取りを見て作図する趣味が高じて、本まで出版した間取り探偵・影山明仁が、名作マンガ・アニメの間取りを推測! 幕末から平成まで、日本の住宅の変容の歴史がわかるうえに、サザエさんにコボちゃん、スラム・ダンクの赤城家まで、幼い頃から慣れ親しんでいるあの作品の間取りを見るのは何だか不思議に感慨深い。

「うまいビールが飲みたい!」は全ニッポン人の願い!?

第二特集は、「うまいビールが飲みたい!」と題したビール特集。ビール専門店が続々とオープンし、新規参入のブルワリーも相次ぐニッポンのビール業界。これからの季節も相まって、ビール熱が高まっている。そんななか、ホップや酵母といったビールの基本から醸造のプロセス、ビールに合うおつまみやビールの名店までビールが美味しく飲める情報がゲットできるので、今すぐにでも冷えたビールが飲みたくなること必至。この一冊を通して、風通しの良い畳の間に寝転んでビールを飲むという想像をする人も少なくなさそうだ。

『Discover Japan』公式サイト

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