【オススメ本、全部紹介】『アメトーーク』で又吉率いる「読書芸人」がこぞって勧めたのは…?

2015.6.19 (金) 17:10

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『アメトーーク!』で3年ぶりに「読書芸人」が登場!(番組公式サイトから)

『アメトーーク!』で3年ぶりに「読書芸人」が登場(番組公式サイトから)

6月18日に放送された『アメトーーク!』(テレビ朝日系)でピースの又吉直樹率いる「読書芸人」が登場した。

今回は人気企画第二弾というで、スタジオを飛び出し「本関連の場所を巡るオールロケ」を決行。場所は読書好きなら誰もが知る紀伊國屋書店・新宿本店からスタートしたのだが、MCである雨上がり決死隊がメンバーに近づくと、全員が本気で読書をしている姿が。

ロケに参加することになった読書芸人は、前回と同じくピースの又吉直樹オードリーの若林正恭、オアシズの光浦靖子の3人。

中でも又吉は前回の放送から3年の間に初の純文学作品『火花』が大ヒットを記録し三島由紀夫賞にノミネートされるという多才な才能を発揮。我慢できずに『火花』を読んでしまったという蛍原は「正直スゴイわ」と又吉を賞賛する場面もあったが、又吉は恐縮するばかりであった。

紀伊國屋書店ではこれまで読んできた本の中でおすすめの10冊を紹介することになったのだが、3人は「10冊選ぶのが難しすぎる」と不満を吐露。そのため今回紹介する本は考えに考えぬいてセレクトしたものだということで期待が高まった。

又吉は『人間小唄』(町田康)、『長嶋少年』(ねじめ正一)、『熊野曼陀羅』(堀本裕樹)を紹介したのだが、宮迫は『熊野曼陀羅』の表紙の字が薄いことに食いつき又吉からは「本のそういうところいじらんといてください」と指摘を受けた。続けて残りの本もいくつか紹介したが、やはり表紙の字や絵などを気にしてしまう宮迫は終始茶々を入れ、それには又吉も呆れ気味の様子だった。

その後は又吉の書店のめぐり方や、「女子は、単行本を読む時は猫背、文庫は背筋を伸ばして読むとモテる」という光浦の持論、「長編小説を我慢して、100ページを一気に読むために“本を寝かす”」など、本に絡んだあらゆるトークを展開した。

又吉直樹のオススメ本

出演者も読みたがった『人間小唄』(町田康)

出演者も読みたがった『人間小唄』(町田康)

結局、3冊オーバーのオススメ本を出した又吉のラインナップは以下のとおり。

人間小唄』(町田康、講談社)
長嶋少年』(ねじめ正一、文春文庫)
熊野曼陀羅』(堀本裕樹、文学の森)
赤頭巾ちゃん気をつけて』(庄司薫、新潮文庫)
杳子・妻隠』(古井由吉、新潮文庫)
香水 ある人殺しの物語』(パトリック・ジュースキント/内紀 訳、文春文庫)
コインロッカー・ベイビーズ』(村上龍、講談社文庫)
コルバトントリ』(山下澄人、文藝春秋)
庶民列伝』(深沢七郎、中公文庫)
笑うな』(筒井康隆、新潮文庫)
月の砂漠をさばさばと』(北村薫、新潮文庫)
漁港の肉子ちゃん』(西加奈子、幻、冬舎文庫)
こちらあみ子』(今村夏子、ちくま文庫)

『人間小唄』は、主人公の作家が監禁され、「短歌を作る」「ラーメンと餃子の店を出して人気店にする」「暗殺」を強要されるストーリー。又吉は「主人公がいかにラーメン売るかに没頭する時間がある。それに笑えたり、ハッと現実に戻ったり」とコメント。これにはMCの蛍原徹も「めっちゃ読みたい!」と興奮気味だった。

ただ、番組後半ではお薦めの本を聞かれることについては「自分の好きな本を読んでもらうのもうれしいが、正直…“知らんがな”っていうのも」とバッサリ。これは、本を紹介しても「意味がわからない」と言われた事が影響しているようだ。

光浦靖子のオススメ本

光浦は、前回の「読書芸人」で絶賛した『わが性と生』など、上下刊含めた10冊を紹介。

細かい描写で人間を抉り出す『グロテスク』

細かい描写で人間を抉り出す『グロテスク』

ふくわらい』(西加奈子、朝日新聞出版)
自分を好きになる方法』(本谷有希子、講談社)
八日目の蟬』(角田光代、文春文庫)
グロテスク』上下(桐野夏生、文藝春秋)
パンク侍、斬られて候』(町田康、角川文庫)
不道徳教育講座』(三島由紀夫、角川文庫)
わが性と生』(瀬戸内寂聴、新潮文庫)
ノラや』(内田百間、中公文庫)
日本探偵小説全集4 夢野久作集』(夢野久作、創元文庫)

『グロテスク』について「桐野夏生さんの意地の悪いところが大好きで、ちょっといい気になったブスや貧乏くさいところをバチコーン!」と、作中での貶める描写を表現してハマリっぷりをアピール。ラルフローレンもどきの靴下を発見されるシーンを例に挙げた光浦は、「小さな事、小さなしぐさとか、たまらん」と語った。

若林正恭のオススメ本

若林は、比較的メジャー作品や新書をピックアップした。

又吉、光浦もハマった『教団X』

又吉、光浦もハマった『教団X』

教団X』(中村文則、集英社)
私とは何か 「個人」から「分人」へ』(平野啓一郎、講談社現代新書)
強く生きる言葉』(岡本太郎、イーストプレス)
何者』(朝井リョウ、新潮社)
すべて真夜中の恋人たち』(川上未映子、講談社文庫)
燃えよ剣』上下(司馬遼太郎、新潮文庫)
村上龍映画小説集』(村上龍、講談社文庫)
夢を与える』(綿矢りさ、河出文庫)
教養としてのプロレス』(プチ鹿島、双葉新書)
サラバ!』上下(西加奈子、小学館)

作家も勧めるという『教団X』は、2つの教団を通じて人間を描いたもの。光浦も「教義の部分が面白い。結構なるほどと思う」ところもあると評し、又吉も「10年に1回あるかないかという感覚だった」と絶賛だった。

西加奈子、アメトーーク「3冠王」!?

今回のオススメ本のうち、3者ともにピックアップされたのが、西加奈子。

『グロテスク』や『不道徳教育講座』など「意地の悪い本」が大好きな光浦も、「西さんの本を読んで浄化する」、又吉も「純粋な気持ちになれる」と評した。

『サラバ!』は第152回直木賞受賞作で、本屋大賞にもノミネートされた。主人公・歩の30代までの半生が描かれている。「30代のクズを救えるのは西さんだけ。30代のクズはこれを読んで泣きます。私、泣きましたから」と語った。

デビュー10年の集大成が直木賞受賞&本屋大賞候補に『サラバ!』


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雨上がり決死隊がMCを務めるテレビ朝日系トーク・バラエティの第22巻。「ロンドンハーツ芸人」ほか、「勉強しかしてこなかった芸人」「ここにいるよ…ネギ芸人」などを収める。

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