入手困難なバッグブランド「フェルディナンズ」がクールすぎる! 雑誌『HUNT』編集部がシアトルで職人をハント

2015.9.7 (月) 21:49

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ポートランドやサンフランシスコなど、アメリカ西海岸のものづくりシーンは、今最も世界中から注目されていると言っても過言ではない。大人のための暮らし&ファッション提案マガジン『HUNT(Vol.09)』(ネコ・パブリッシング 刊)が最新号で注目するのは、西海岸の北部にある大都市・シアトル。

『HUNT』が注目するハンドメイドの街は、シアトル

ダウンタウンからちょっと足を伸ばせば湖や海があり、森がある。調和のとれたこの街には、自然を愛するクリエーターがたくさんいる。『HUNT』がハントするのは、この街に住む、小さいながらに信念を持ってモノづくりをしている8組の人々。

今回はそのなかから、すべてハンドメイドで作り上げるが故に入手困難なバッグブランド「Ferdinand’s(フェルディナンズ)」をピックアップしてご紹介する。工房におじゃました編集部は、どんなストーリーに出合うのか?(以下本誌P129-147より)


西部の魅力を詰め込んだジェンダーレスなバッグ

帆布をリサイクルしてつくられたトートバッグは、バックパックとしても使用可能。$88

初期の頃から作っているという、ブランケットとレザーがコンビになったダッフルパック。$225

ヨットの帆に使われているセイルクロスで仕立てたデイパック。軽くて丈夫で撥水性もある。$175

愛読書は父親から譲り受けたという、1959年発行の本「America's Wonderlands」。アメリカの国立公園について記されたもので、インスピレーションの源でもある。

デーン・アルダーファーさんとその奥さんであるベニーさんが始めたバッグブランド『フェルディナンズ』。デザインから縫製まで2人の手で行われるため、基本的に地元のファーマーズマーケットに出展した時か、限られた3つの卸先に行かないと買えないと言う、シアトルでも知る人ぞ知るブランドだ。工房はクリエーターが集まる雑居ビルの中。作業中のデーンさんを訪ねた。

「僕の叔父はオレゴンの東の方で牧場をやっていて、小学校の夏休みはずっとそっちで過ごしていたんだ。その経験からか、いつしか僕もウェスタンかぶれになってしまったんだよ(笑)」

フェルディナンズは、ノースウェストの伝統的な素材とデザインをイメージソースに、キャンプやアウトドアで使えるような商品を展開している。

そうはいっても、西部劇に出てくるような古臭く、土臭いアイテムだけを作っているかというと、そうではない。デーンさんはシアトル育ち。海も身近な存在としてあるので、セイルクロスを使った爽やかなバッグもラインナップしている。彼曰く、ブランドのテーマは『ウェスタン・パシフィック』。海と大地がクロスオーバーした新しい感覚が魅力だ。


  • ファーマーズマーケットに出展する際はこれらの什器も搬入するとか。3階から運ぶのは大仕事。

  • ディアスキンやハラコを使用して作られた、女性向けの小さなレザーのバックパックも。

  • 机の上にはヴィンテージモノのワッペンも。スワップミートで気になって買ったものだとか。

  • ウェスタンが好きで、馬に乗ることもあるというデーンさん。ストローハットが良くお似合い!

  • デニムとディアスキンで構成された頑丈なデイパックは最近完成した新作。使い続ければ、ものすごく良い経年変化が楽しめそうだ。価格未定。

  • ヌメ革でつくられたスキレットのハンドルカバー。経年変化が顕著に出そうなアイテムだ。$20

ほかにも、元ボーイスカウトが作る新解釈のアウトドアブランド「Scout」、元スケートボーダー&スケートフィルマーが発明したスケートボードを再利用したナイフメーカー「Paul makes Things」など、その人自身のストーリーが生み出したアイテムが誌面に躍る。

歴史や伝統を大切にしながらも、新しいエッセンスをひとつまみ。それがシアトルのものづくりには共通している。そして、モノの背景に人柄が宿っていることを実感できるだろう。

せっかくモノを持つなら、人に自慢できるものを選びたい。自分自身のこだわりを刺激する、そんなアイテムとストーリーに出会えるはずだ。

(photo & coordinate:Yas Tsuchiya text:Junpei Suzuki)

「Ferdinand’s」公式サイト

『HUNT』公式サイト
『HUNT』購入サイト


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