「ポートランドブーム」はこれを読めば網羅できる! 雑誌『Spectator』の「ポーランドの小商い」特集

2015.9.14 (月) 19:20

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スペクテイター34号・2015年8月31日発売

『Spectator』34号・2015年8月31日発売

アメリカで住みたい街No.1に選ばれ、いまの時代のひとつの側面を象徴するような街であるアメリカ・ポートランド。

サードウェーブコーヒー、スモールビジネス、レコードショップなど、ポートランドのカルチャーは、ライフスタイル、生き方や働き方など多方面に大きな影響を及ぼした。数年前からあらゆる雑誌で特集が組まれ、ポートランドに関する書籍も多く刊行されているが、昨今のポートランドムーヴメントを総括するかのような特集の雑誌が発売になった。それが、『Spectator』最新号の「ポーランドの小商い」特集だ。

ポートランドを総括する特集

本誌について、代官山 蔦屋書店の雑誌コンシェルジュ・谷口貴美代氏はこう語る。

「この特集は、ほかの雑誌のポートランド特集と視点が違いますよね。今回はインタビューが多くて、アナログレコード、クラフトビール、自転車、活版印刷、インディペンデントの出版社、手作りドーナツ、コーヒー、メーカーズスペースなど、ポートランドで実際に小商いをしている人11人に取材をしています。あとは、ポートランド州立大学の教授による、なぜポートランドで市民活動が盛んなのかという講演録が収録されているので、学術的にもおもしろい。小商いというのはポートランド精神の象徴なので、そういう意味でもこの特集はポートランドムーヴメントのひとつの総括かもしれませんね」

一過性ではないポートランドカルチャー

昨今のポートランドムーヴメントについて、谷口氏はこう続ける。

「ポートランドはもともと学園都市で、質のいい教育機関があって。降雨量の多い地域のため、屋内で過ごす時間が長く、読書が盛んで図書館も多い。……という土地柄だから、一般的なアメリカのイメージとは少し違う、落ち着いた人が集まってきているという風潮があるみたいなんです。また、いろいろな国から移住してきた人も多いから、多様性が受け入れられる文化が発達していったという側面もあるようです。ポートランドの人はずっとそういう生活をしていますし、今の時勢にあっているから、一過性のものではなく今後も続いていくのでしょうね」


ひとつの時代の象徴であるような都市・ポートランド。この特集には、いまを生きるためのさまざまなヒントが潜んでいるのかもしれない。

(文:岡崎咲子)

【代官山 蔦屋書店】
雑誌コンシェルジュ 谷口貴美代 氏

六本木ヒルズのTSUTAYA TOKYO ROPPONGIのオープンに携わり、その後、代官山 蔦屋書店の企画段階から関わる。現在は同店のチーフコンシェルジュ兼雑誌コンシェルジュ。国内外の雑誌2,300タイトルが55mに及び並ぶマガジンストリートを統括している。

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