話題のウガンダ産バニラビーンズは日常の料理でも大活躍! 意外でおいしい簡単レシピ

2015.6.2 (火) 15:29

シェア

「バニラ」の花言葉は「永久不滅」。裏腹に花はたった1日でしぼんでしまうのだそうだが、その種子が醸し出す芳醇な香りが、一度嗅いだら記憶に深く残ることからつけられたのだろうか……。

バニラアイスやカスタードクリームなどに使われる甘い香りがするスパイス「バニラビーンズ」のビーン=豆から連想できるように、あの黒いツブツブが詰まったバニラの実は、もともとはいんげん豆のような姿をしている。収穫したばかりの青い実には香りはないが、何度も発酵と乾燥の行程を繰り返す事により独特の甘い香りがするようになる。

生産国はマダガスカル、タヒチが有名なバニラビーンズだが、いま、パティシエなどのあいだで注目を集めている産地として東アフリカのウガンダ共和国がある。

アグロフォレストリーで育つウガンダのバニラビーンズ

アフリカ大陸の東側、赤道直下に位置するウガンダは、国民の半数以上が農業に従事している国。近年、自然環境と農業生産を両立させる農法のひとつ、「アグロフォレストリー」が盛んになってきている。森林の生態系を活かして農業生産を行い、他の植物や生きものと共存する環境下で作物を育てるというものだ。まさにオーガニックで地球に優しい農業生産を実践している国ともいえるだろう。また、バニラビーンズの栽培にかかわる作業は、細かな手間はかかるが力仕事をほとんど伴わないため、女性やお年寄りにも活躍の場があるのも特徴のひとつ。

持続可能な社会を目指して、環境負荷の小さい農業の普及に取り組んでいる「坂ノ途中」(本社:京都・京都市)は、2012年からウガンダで有機農業の普及事業を展開しており、オーガニックの農産物を日本に輸出する取り組みの中でこのアグロフォレストリーで育てられるバニラビーンズに出会った。ウガンダのバニラビーンズは他の産地のものに比べると「ウッディー(木のよう)」な香りであると言われている。甘ったるいだけではないため他のさまざまな素材と組み合わせやすく、スイーツだけでなく料理にも使えるのだそうだ。同社海外事業部の宮下芙美子氏に、ウガンダ産のバニラビーンズを使ったレシピを聞いてみた。

ウガンダ産バニラを使った、おいしいレシピ

おもてなしにピッタリ!バニラが香る超簡単「サングリア」

「そのままで氷を入れても、砂糖で甘みを足したりソーダで割ったりしてもおいしいです。りんご、マスカット、桃などのあっさりしたフルーツと白ワインの組み合わせもおすすめ。フルーツがフレッシュなうちに早めに飲みきりましょう」

【作り方】(量はすべて適量。フルーツの種類はお好みで)
1、フルーツを適当なサイズにカット
2、バニラのさやに縦に切れ目を入れる
3、すべての材料を同じ容器に入れ、ワインをそそいで冷蔵庫でひと晩以上漬け込む


にんじんの甘み・ミルクとバニラの香りにほっこり「にんじんのミルクスープバニラ風味」(2人分)

「にんじんの風味とバニラの香りの相性がとてもいいんです」

【作り方】
1、にんじん1本をおろし器かフードプロセッサーですりおろす(軽く蒸してからミキサーにかけても可)
2、バニラのさや(適量)を縦半分に切って中身をこそげ出した後、さやも一緒に鍋で軽く200ccの牛乳で煮出す
3、すりおろしたにんじんも鍋に加え、塩少々を加えて味を整える


使い方は無限大!バニラが香る「バニラソルト」

「オリーブオイルなどとあわせてサラダにかけても、蒸し野菜などの味つけにも。カクテルなどにふっても風味が楽しめます。香りが飛んでしまう前に使いきってくださいね」

【作り方】(量はすべて適量)
1、バニラのさや1本を3~4cmごとにカットし、さやに切れ目を入れて開き中身をこそげ出した後、塩とすり混ぜる
2、中身を出したあとのさやも一緒に瓶などに入れて保管する


バニラは毎日をハッピーにするためのスパイス

「たとえば、帰宅した部屋でふわっとバニラの香りがしてきたら素敵ですよね。そんな風に”あるとちょっとうれしい”と感じられるバニラビーンズを”毎日をハッピーにするためのスパイス”として身近に取り入れてもらえたらうれしいです」(宮下氏)


美しく、そして厳しい大自然の象徴でもあるアフリカの大地、はるかなるウガンダからやってきたバニラビーンズ。料理だけでなく気持ちまでハッピーにしてくれるスパイスとして、日常に取り入れてみたい。

◆ウガンダ産バニラを販売しているショップ

「坂ノ途中soil」「坂ノ途中soilヨヨギgarage」、オンラインショップ「坂ノ途中Web Shop」、その他全国の小売店など。

坂ノ途中Web Shop
購入ページ

(文:三沢真理)

◆取材協力
宮下芙美子 氏

株式会社坂ノ途中海外事業部。2012年からウガンダで持続可能な農業を普及する事業を開始。現地法人Saka no Tochu East Africaを設立し、ウガンダに移住。日本へのオーガニック農産物の輸出に加え、2014年から現地でオーガニックの野菜を生産・流通する事業も展開。


関連記事

関連タグ

この記事をシェアしよう。

この記事が気に入ったら、
いいね!しよう。

You might Like

レコメンド

Read More

T-SITE LIFESTYLE TOPへ戻る

Access Ranking

ランキングをもっと見る

日本最大級ビアガーデン「ヒビヤガーデン2018」日比谷公園で5月18日から開催

  1. No.1 日本最大級ビアガーデン「ヒビヤガーデン2018」日比谷公園で5月18日から開催
  2. No.2 花火×音楽のエンタメショー「STAR ISLAND 2018」、お台場で5月26日開催
  3. No.3 ミニチュアアーティスト田中智の個展、銀座で4月27日から。指先サイズの世界にときめく
  4. No.4 漫画『スラムダンク』新装再編版が6月1日より刊行開始! 井上雄彦がカバーイラスト描き下ろし
  5. No.5 東京駅の新土産「PRESS BUTTER SAND(プレスバターサンド)」。行列必至の工房をレポート

ランキングをもっと見る

  • TSUTAYAマンガ通スタッフおすすめ

Event

イベントをもっと見る

イベントをもっと見る

Store

SNS/RSS

Facebook

Instagram

tsite_lifestyle
Instagram


T-SITE LIFESTYLE(RSS)