ポートランドのビーガン祭の盛り上がりがスゴイ! 誰もが夢中な理由って?

2015.11.5 (木) 20:05

シェア
ビーガンの祭典「Vegan Beer & Food Festival」にて

ビーガンの祭典「Vegan Beer & Food Festival」にて

「ビーガン(完全菜食主義)」と聞いて、どのようなイメージを抱くだろうか。

肉は食べないが乳製品や卵などの動物性のものは食べる「ベジタリアン」に対し、その一切を口にしないという、ストイックな「ビーガン」。「健康に良さそう」と思う一方で「我慢が必要そう」と思う人も多いだろう。

ポートランドは「ビーガン」の聖地

日本ではまだまだ浸透しきっていないが、アメリカはビーガン先進国、特に西海岸にあるポートランドは“ビーガンの聖地”と呼ばれているほど市民権を得ているのだ。ビーガン食のレストランが至るところにあるほか、ビーガンのための服、サロン、スーパー、Tatooショップまで(!)、ビーガンライフにまつわる全てがそろう。

実際ビーガンがどれほど愛されているのか、それは2015年9月26日に開催されたビーガンの祭典「Vegan Beer & Food Festival」の様子を見れば、よく分かる。そのクールなビーガンライフを現地よりお届けする。

「Vegan Beer & Food Festival」は今年で7回目。今までロサンゼルスで開催されてきたが、満を持してポートランドへ! 会場はウィラメット川の河川敷。

地元のクラフトビールハードサイダー、Kombucha(紅茶キノコ茶)の紹介、さらに、地元で評判のビーガンフードトラック、レストラン、スイーツなどが登場。ビーガンにまつわる全てのもののプロモーションイベントだ。

参加者たちは、ここぞとばかりにビーガンへの愛を惜しみなく解き放つ。

入場時にテイスティンググラス(4オンス)を受け取る。1日を通じて100種類以上のビールを心ゆくまで楽しめる。

「Vegan Beer & Food Festival」で出会った12人のビーガンライフ

現場で暮らし、今回「Vegan Beer & Food Festival」の撮影・取材を行ったフォトグラファーの島崎征弘さんは、「ビーガンは、20歳前後で、学校、映画、本、知人、自分から、何か自己啓発的に考え、行動する人が多いようです。しかも、行動したところで、それをやさしく受け入れる環境が整っている。ポートランドはそんな町のひとつですね。人間の多様性にできる限り対応する、なかなか、形にするのは大変なことだと思います」と教えてくれた。

「Vegan Beer & Food Festival」の来場者は、なんと8割以上が「ビーガン」。彼らがどんなビーガンライフを送っているのか知りたくてインタビューをしたところ、実にユニークな12人に出会えた。

(左)Ashley アシュリー(25歳)
ビーガン歴:ベジタリアン歴合わせて9年
(右)David ディビッド(27歳)
ビーガンではない。

アシュリーは、この日のためにラスベガスからポートランドへ。ディビッドは、ビーガンやベジタリアンの食べ物が好きだし、彼らの作り上げるものにいつも感心している。

(左)CJ シージェイ(22歳)
ビーガン歴:8カ月
(右)Brandon ブランドン(27歳)
ビーガン歴:7年

ポートランド在住のカップル。CJがビーガンになったきっかけのひとつは、ドキュメンタリー映画『Earthlings』の影響。

(写真1枚目/左)Austin オースティン(27歳)
ビーガン歴:8年
(写真1枚目/右)Anne アン(23歳)
ビーガン歴:2年

このふたりも、ポートランド在住カップル。ビーガンの人にとって、ポートランドには至るところにたくさんのオプションがある、とのこと。

(写真1枚目/左)Martin マーティン(年齢非公開)
ビーガン歴:11年
(写真1枚目/右)Cindy シンディー(年齢非公開)
ビーガン歴:11年

自家菜園をしたり、自身でもビーガンのイベントを開いたりしている、アクティブな夫妻。お子さんも4人いて、そのうち2人はビーガン。

Rikki リッキー(27歳)
ビーガン歴:6年

20歳のときに糖尿病になりかけたのをきっかけに、ビーガンへ。ビーガンフードトラックをネバタ州リノで運営している。
Nom Eats Vegan Food Truck

Ian イアン(33歳)
ビーガン歴:1年、ベジタリアン歴:16年

とにかく動物が好きなイアン。友人のリッキーと共に、ビーガンフードトラックを運営。
Nom Eats Vegan Food Truck

Gustav グスタブ(25歳)
ビーガンではない。

ビーガンではないが、オーガニックフードと植物をこよなく愛する。

Missi ミッシ(27歳)
ビーガン歴:7年

動物愛護がきっかけでビーガンに。「ポートランドは、アメリカのなかでも、特にビーガンにやさしい町」。

Brit ブリット(27歳)
ビーガン歴:8年

ポートランド在住、環境問題、動物愛護からビーガンへ。

Brigitte ブリジット(22歳)
ビーガン歴:約4年

自分自身で、農場における動物のありかたを学び、迷うことなくビーガンに。シアトルに住む彼女だが、ポートランドでもビーガンライフを楽しんでいる。

Wrang ラング(25歳)
ビーガン歴:15年

今回インタビューした中で、最も長いビーガンライフを送っている彼。理由は、いたってシンプル。動物愛護と健康のため。

(写真1枚目/左)Celia セリア(年齢非公開)
ビーガン歴:7年
(写真1枚目/右)Caitlin ケーリン (年齢非公開)
ビーガン歴:7年


いかがだろうか。ポートランドのビーガン達は、「我慢する」のではない。「楽しむ」のだ。

十人十色のスタイルに、ビーガンに対するイメージがガラリと変わったはず。「今日からビーガンになろう!」とまではいかずとも、生活の中に取り入れて、彼らの暮らしを感じ、楽しんでみては。

■「Vegan Beer &Food Festival」の様子

(撮影・取材協力:島崎征弘)

「ポートランド」の記事をもっと読む

■フォトグラファー

島崎 征弘(しまざき・まさひろ)
2014年からアメリカ・オレゴン州ポートランドを拠点に活動中のフォトグラファー。2006年に独学で写真をはじめる。東京都内スタジオ勤務、フォトグラファー西澤崇氏に師事後、独立。

Web
Instagram:mazabiro

■あわせて読みたい

『KINFOLK』ファンも必見! 美しいビジュアルがたまらない新感覚ビーガン雑誌『chickpea MAGAZINE』
ヴィーガンなのにパワフル? 新感覚カフェ「ULTRA LUNCH “GO SLOW”」が池尻にオープン


関連記事

関連タグ

この記事をシェアしよう。

この記事が気に入ったら、
いいね!しよう。

You might Like

レコメンド

Read More

T-SITE LIFESTYLE TOPへ戻る

Access Ranking

ランキングをもっと見る

漫画『スラムダンク』新装再編版が6月1日より刊行開始! 井上雄彦がカバーイラスト描き下ろし

  1. No.1 漫画『スラムダンク』新装再編版が6月1日より刊行開始! 井上雄彦がカバーイラスト描き下ろし
  2. No.2 日本最大級ビアガーデン「ヒビヤガーデン2018」日比谷公園で5月18日から開催
  3. No.3 ミニチュアアーティスト田中智の個展、銀座で4月27日から。指先サイズの世界にときめく
  4. No.4 【アニメ化】漫画『ゴールデンカムイ』が面白い! 今絶対に読むべき理由をTSUTAYAマンガ通がプレゼン
  5. No.5 花火×音楽のエンタメショー「STAR ISLAND 2018」、お台場で5月26日開催

ランキングをもっと見る

  • TSUTAYAマンガ通スタッフおすすめ

Event

イベントをもっと見る

イベントをもっと見る

Store

SNS/RSS

Facebook

Instagram

tsite_lifestyle
Instagram


T-SITE LIFESTYLE(RSS)