スコットランド発の革命的“トリプル”モルトウイスキー「モンキー・ショルダー」。若者・初心者に圧倒的支持を得ている理由とは?

2015.11.8 (日) 08:00

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モンキー・ショルダー

モンキー・ショルダー

連続テレビ小説『マッサン』のブームで、ウィスキーへの注目度がぐっと高まり、その人気はまだまだ衰えることはない。ロンドンやニューヨークでも、2000年頃から若者を中心にウィスキーラバーがみるみる増え、新たな地位を築いているとか。とりわけスコットランドのウィスキー「モンキー・ショルダー」は、クリスマスなどのイベント前になると売り切れてしまうほどの人気ブランドなのだそう。そこで、来日中の同ブランドのグローバルブランドアンバサダー、ディーン・カランさんに話しを伺った。


伝統を受け継ぎながら、次世代へと贈るプレイフルなウィスキー

ディーン・カランさん

ディーン・カランさん

モンキー・ショルダー

スコットランドの由緒あるウィスキーメーカー「ウィリアム・グランツ&サンズ社」が、2005年に発売スタートした新発想のウィスキー「モンキー・ショルダー」をご存知だろうか。世界初のトリプルモルトウィスキーとしてローンチした発売キャンペーンでは、タキシード姿の男性(顔は猿!)の両脇に2人の美女を立たせたビジュアルとともに、“A threesome is better than a onesome(1人より3人の方がいい)”という衝撃的なコピーで、ウィスキー離れした若者たちの注目を一気に集めた。

「少しセクシーなジョークを交えたこのキャンペーンは、“おじいちゃんの飲み物”というウイスキーの伝統的なイメージから離れて、新しいジェネレーションの獲得とオケージョンの新規開拓を狙ってのことでした。スムースでリッチな飲み口もビギナーに受け入れられて、とくにイギリスやアメリカでファンが増えました」、と、話してくれたのは「モンキー・ショルダー」のグローバルブランドアンバサダー、ディーン・カランさん。

ディーン・カランさん

このウィスキーは、ウィスキーメーカーが有する3つの蒸留所で作られた、それぞれ100%大麦のシングルモルトウィスキーをブレンドしたウィスキー。

「創業125年のウィスキー会社が、若い人たちへのゲートウェイ(入り口)になるウィスキーを、と目指して作った商品です。オフィシャルな用語ではないのですが、トリプルモルトウィスキーと呼ばれて親しまれ、ストレートではもちろん、カクテルなどさまざまな飲み方を提案しています。ある時、イギリスの国民的ポップクイーンのサラ・ハーディングがクラブで飲んでいたシーンがマスコミに取り上げられ、それをきっかけに世界的にブレイクしました。その後も広告などは一切せず、ワード・オブ・マウス(口コミ)だけで広がり、今ではここ日本でもたくさんのファンに飲まれるようになったんです」と、ディーンさんは言う。

ユニークなボトルデザインも人気の理由だ。3匹の猿のモチーフがついた印象的なボトルで、手土産にも重宝されている。商品名の由来は、ウィスキー職人たちの職業病から。大量のモルトを手作業で混ぜ合わせていた時代に多くの職人が肩を痛め、その職業病を「モンキーショルダー」と呼んでいたそうだ。現在でこそ手作業はないが、1887年創業の醸造所にて、当時を知る大御所モルトマスターとともに天然酵素を使った昔ながらの製法で作られている。

「ウィスキーの味は、シングルモルトウィスキーをどの樽にどのくらいの期間で熟成させておくかが重要で、味と香りの80%がそこで決まります。この醸造所では2人のモルトマスターが仕事をしていて、その1人のデイビッド・スチュアートは、52年ものキャリアがあるスコットランドで一番の長老です。もう一人は、彼の一番弟子、ブライアン・キンズマン。化学者としてラボで働き、後にその鋭い嗅覚を生かすべくデイビッドのもとにやってきました。彼も、例えばピーチの香りを、といえば難なく再現できるほどの達人です。その2人が仕上げたウィスキーは、本当に飲みやすくておいしい」、とディーンさんは言うと、大きな笑顔を見せて立ち上がり、バーカウンターでさっそくおすすめカクテルを教えてくれた。


日本でも“ワード・オブ・マウス”で右肩上がりの人気!飲みやすいカクテルレシピも教わった

ジンジャー・モンキー

ジンジャー・モンキー

メイニー・テイラー

メイニー・テイラー

「洋ナシやバニラ、はちみつのような香りと、麦芽由来の甘さ、心地よい苦味を感じるはず。スムースな飲み口と100%シングルモルト由来のリッチな味わいが特徴です」、と話すディーンさん。ウィスキーが苦手な人でも飲みやすく、ディーンさんおすすめの柑橘系フルーツをあわせたカクテルにすれば驚くほど美味。ウィスキーへの価値観が変わるはずだ。

「今年の日本での売り上げ目標は2000ケースだったのですが、実はすでに半年で2200ケースを売り上げています」。手際よく準備をしながらディーンさんは話す。NYではクリスマスに売り切れ店が続出。10年前にローンチして、この5年で売り上げは130%増が続いている。パーティドリンクとして、大きな飛躍を遂げたウィスキーの新潮流だ。

「モンキー・ショルダーは、パーティでカジュアルに楽しく飲むためのウィスキーです。たくさんレシピがあるなかで、とくにおすすめしたいのは、ライムと合わせた『ジンジャー・モンキー』とオレンジを使う『メイニー・テイラー』。どちらもグラスに氷を入れて柑橘をしぼり、130mlのモンキーとジンジャーエールを加えるだけ。1杯につきライムは1/4個、オレンジは1/2個使います。10人のパーティだとすると、ひとり2杯の計算で、モンキー・ショルダー1本とジンジャーエール、オレンジを5個かライムを10個用意すればOK。カクテルは、パーティの一部であって理由ではないから、この簡単で飲みやすいカクテルがあれば、友人との会話に集中できますよね? まさに理想的なソーシャルドリンクだと思います」。

パーティの最初にアペリティフで1~2杯楽しんだら、自然とおなかがすいてくる。それも狙いだとか。

「フードペアリングとしては、ホットドッグやハンバーガーなど、とにかくカジュアルなフードがおすすめです。個人的にナンバーワンなペアリングだったのは、以前イベントで限定販売したシェフ特製のハギスバーガー。トマトとオニオンが入ったスパイシーな特製モンキー・ショルダー・ソースとともに食べたあの味が忘れられない!」。

その他カクテル
その他カクテル
その他カクテル

ディーンさんおすすめ!東京&関西のとっておきバー7選

小さい頃からバーテンダーになりたかったというディーンさんは、その夢を叶え、数々のバーやイベントでの仕事を経て、モンキー・ショルダーのアンバサダーという仕事についた。

「もともとモンキー・ショルダーを愛飲していたのと、パーティが大好きで盛り上げるのも得意だったのが、この仕事と出会えたきっかけ。自分の性格とスキルは、このブランドだから生かされていると確信しています。私の仕事は、ウイスキーを飲んだことがない人にこのおいしさを伝えて体感してもらうこと。広告は出さないので、モンキー・ショルダーを販売する各国のバーテンダーたちもまた、我々のアンバサダー。モンキー・ショルダーを熟知したバーテンダーの新しい飲み方や提案に出会いに、ぜひバーに足を運んでみてください」。

日本滞在中に訪れた、ディーンさんのお気に入りバーはこちら! とっておきのバーでモンキー・ショルダーを味わいながら、秋の夜長を楽しく過ごしてみてはいかが?

<東京>

Bar TRENCH

Bar TRENCH
住所/東京都渋谷区恵比寿西1-5-8 DISビル102
tel/03-3780-5291
営業/月~土曜19:00~翌2:00、日・祝日18:00~翌1:00
定休日/なし

Bar TRENCH公式サイト

Bar Tram

Bar Tram
住所/東京都渋谷区恵比寿西1-7-13−2F
tel/03-5489-5514
営業/月~木曜19:00~翌3:00、金・土曜19:00~翌4:00、土曜19:00~翌2:00
定休日/なし

Bar Tram公式サイト

The Bar comename MIXOLOGY tokyo

The Bar comename MIXOLOGY tokyo
住所/東京都中央区八重洲1-6-1 第三パークビル2
TEL/03-3270-5011
提供時間/火~木・土曜18:00~26:00(フード25:00LO、ドリンク25:30LO)、金曜18:00~翌4:00(フード翌3:00LO,ドリンク翌3:30LO)
定休日/日・祝日、月曜

BAR&CAFE codename MIXOLOGY akasaka公式サイト

BAR HIGH FIVE

BAR HIGH FIVE
住所/東京都中央区銀座5-4-15 エフロ-レギンザ5ビル地階
tel/03-3571-5815
営業/17:00~翌1:00(最終入店0:00、0:20LO)
定休日/日・祝日

※写真は旧店舗のもの。現在は新店舗に移転

BAR HIGH FIVE公式サイト

<大阪>

Bar hiramatsu

Bar hiramatsu
住所/大阪府大阪市北区梅田2-5-25ハービスPLAZA2F
tel/06-6456-4774
営業/16:00~翌1:00(0:30LO)
定休日/不定休日あり※ハービスPLAZAに準ずる

Bar, K

Bar, K
住所/大阪府大阪市北区曽根崎新地1-3-3 好陽ビル地下1階
tel/06-6343-1167
営業/18:00~翌2:00(土曜~0:00)
定休日/日・祝日

Bar, K公式サイト

Bar beso

Bar beso
住所/大阪府大阪市北区堂島1-3-35 新陽第二ビル1階
tel/06-4256-6232
営業/月~金曜18:00~翌2:00、土・祝日18:00~0:00
定休日/日曜

Bar beso公式サイト

(インタビュー・文:関智水)

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Dean Callan

モンキー・ショルダーのグローバルブランドアンバサダー。アイルランド生まれ、オーストラリア育ち。現在は、イギリスに拠点を置きながら、各国のバーやイベントを飛び回る。14歳のときの将来の夢がバーテンダーで、18歳で実現。その後、バーやイベントで活躍を重ね、ディアジオやバカルディなど大手メーカーとの仕事を経て、2010年に現職に就いた。今のマイブームカクテルは、モンキー・ショルダーとココナッツウォーターを1:3で合わせたブラジル流カクテル。二日酔い知らずのカクテルだそう!


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連続テレビ小説 マッサン

連続テレビ小説 マッサン

平成26年度後期に放送されたNHK連続テレビ小説。ウイスキー造りを学ぶために渡ったスコットランドから、妻のエリーを連れて帰国した亀山政春。国際結婚が珍しかった時代に夫婦となった二人の笑いと涙、そして愛が詰まった物語だ。

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ウイスキーの個性は原料や調合法だけでは決まらない。産地の土、水、風、そして職人の想いと時が紡ぎだす奇跡を知れば今夜の酒は、格段に旨い!知るほどにここちよく酔えるウイスキー大好きで書!

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