72の季節を閉じ込めた美しすぎる和菓子本『IKKOAN』が話題。世界進出も

2016.1.11 (月) 07:00

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「IKKOAN」

IKKOAN

日本の和菓子を、日本画や俳句などに並ぶ、日本の美しさを伝える高度な表現手段として改めて国内外に伝えたい。そんな思いを込めて、一冊の書籍がクラウドファンディングを使って誕生した。

一幸庵
一幸庵
一幸庵
一幸庵

  

東京・小石川に店を構える和菓子店「一幸庵」。この店の店主である水上力氏は、海外でのデモンストレーションやパティスリーとのコラボレーションなども積極的に行う、国内外でその腕を認められた和菓子職人だ。

その水上氏が生涯をかけて取り組んでいるテーマが、日本古来から存在する季節「72候」。春夏秋冬が「四季」、立春や夏至、秋分に大寒などが「二十四節気」。それを更に細かく分けたものが「72候(しちじゅうにこう)」だ。『IKKOAN』には、この72候の季節の情景の美しさや旬のみずみずしさを表現した、美しき和菓子の数々が収録されている。水上氏の和菓子表現の集大成となる一冊だ。


  

72候をなぞって表現する、日本ならでは美しさと情緒

日本の原風景を感じさせる、季節のこまやかな移ろいを記した「72候」。それぞれの季節の美しさを表現した水上氏の和菓子はまさに芸術である。

IKKOAN

鴻雁北(こうがんかえる)。4/10~4/14のことを指す。冬を過ごした雁が北国へと帰る季節のこと。北へ向かって夕暮れ空を飛んで行く雁を、ユリネと黒砂糖で表現。

IKKOAN

蛙始鳴(かわずはじめてなく)。5/5~5/9のこと。冬眠から醒めても、暫くの間は眠そうだった蛙が、ようやく鳴き声を聞かせ始める。蛙の鳴き声が響く、水を張ったばかりの田んぼとそこに植えられた小さな早苗を、2色のきんとんで表している。

和菓子業界の後継者不足を危惧する思いから、クラウドファンディングで始まった_書籍『IKKOAN』出版プロジェクト。

古くより伝わる日本人ならではの美意識に、多くの人々の共感を得て、この度、日本語のみならず、フランス語、英語でも作られることとなった。


和菓子そのものや日本文化の価値を改めて感じるとともに、72種の和菓子を通じて、四季豊かな日本ならではの、季節のこまやかなの変化も楽しめそうだ。

(撮影:堀内誠)

IKKOAN

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■商品情報

「IKKOAN」
ページ数:194ページ
価格:3990円(税別)
言語:日仏英
サイズ:220mm × 220mm × 35mm
ハードカバー

クリエイティブディレクター・企画編集 南木 隆助
アートディレクター 川腰 和徳
フォトグラファー 堀内 誠
プロデューサー 佐藤 勇太
フォトレタッチャー 山田 陽平
デザイン 入澤 都美
PR 奈雲 政人
仏文訳 セシル・ササキ
英文訳 メアリーベス・ウェルチ

「GREEN FUNDING」プロジェクトページ

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