スナップエンドウのゆで時間をマスター! 人気料理家・冨田ただすけさんの朝食サンドイッチレシピ

2016.5.20 (金) 07:00

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鮮やかな緑色にシャキシャキとした食感、豆の香りと甘みがさわやかな「スナップエンドウ」。さっと塩ゆでしてそのまま食べてもいいし、サラダや炒め物にプラスすれば料理に彩りを与えてくれる。

今が一番美味しい! スナップエンドウの旬は春〜初夏

「スナップエンドウはまさに今、春〜初夏にかけてが旬なんですよ」と教えてくれたのは、持続可能な農業の普及を目指し活動する「坂ノ途中」スタッフの倉田優香さん。倉田さんにスナップエンドウのことを詳しく聞いてみた。

「スナップエンドウは『エンドウ』の一種で、日本での栽培が始まったのは昭和50年代からと比較的最近です。エンドウ自体の歴史は古く、中央アジアから中近東の辺りが原産地とされ、6000年ほど前にはすでに栽培が始まっていました。小麦のように乾燥させた状態で、穀物として利用されていたようです」。

スナップエンドウの他にも、豆が大きくなる前にさやを食べる「キヌサヤ」や「オランダエンドウ」、中の豆だけを食べる「実エンドウ」、スナップエンドウと同様にさやも中の豆も食べる「砂糖エンドウ」など、エンドウの仲間にはたくさんの種類があるとのこと。グリーンピースもそのひとつ。実はスナップエンドウは、グリーンピースを品種改良させて誕生したものなのだそうだ。

スナック感覚で!さやごと手軽に楽しめる

スナップエンドウ

スナップエンドウのスナップ(snap)とは、「手でポキンと折れる」という意味。「スナックエンドウ」と呼ばれることもあるが、これは日本に導入された時に、「スナックのように気軽に食べられる」という意味でつけられた名前なのだそう。

「スナップエンドウは、豆がぷっくりと大きく育ってもさやが固くならず、さやごと食べられます。塩ゆでをしてそのままでももちろん、サラダや炒め物、胡麻和えにしても美味しいですし、天ぷらなども、甘みが際立っておすすめ。揚げる場合は、下ゆでは不要です」(倉田さん)

スナップエンドウに限らずマメ類は、見た目にあまり変化がなくても鮮度の落ちるスピードは速いので、早めに調理して食べるとベター。また、乾燥に弱いため、保存時はビニール袋などに入れたうえで、冷蔵庫で保存した方が良いそうだ。

調理のコツと、アレンジレシピとは?

ますますスナップエンドウが食べたくなってきた!スナップエンドウというと、塩ゆでにして食べる人も多いと思うが、他に手軽で美味しいレシピはないものだろうか。そこで、今年4月に新刊『2皿で完結!和のラクうま定食』を発刊したばかりの人気料理研究家・冨田ただすけさんに聞いてみた。

「旬の時期が新緑の季節とも重なるスナップエンドウは、さわやかな雰囲気を食卓に添えてくれます。そのきれいな色はもちろん、シャキシャキっとした食感と豆らしい甘みの両方を楽しめるのがうれしい野菜です」と冨田さん。今回は、簡単な材料で作れ、朝食にもぴったりのサンドイッチレシピを教えてくれた。

冨田ただすけさん直伝「スナップエンドウのサンドイッチ」

■材料(2人分)
スナップエンドウ…100g
食パン(10枚切)…4枚
(A)マヨネーズ…大さじ2と1/2
(A)みそ…小さじ1/5

1、スナップエンドウはヘタと筋を取り除く(筋は両側の筋を取るとよい)。塩少々(分量外)を加えた熱湯で2分ほどゆでる。

2、ざる上げして冷水に取り、冷めてから7~8mm幅に切る。キッチンペーパーで包んでしっかり水気をふき取る。

3、ボウルにAを入れ、みそがダマにならないようにしっかりと混ぜてから「2」を合わせる。

4、乾いたまな板の上に食パンをのせ、「3」の半量を広げて食パンで挟む。もうひとつも同様にして作り、端を切り落として食べやすい大きさに切る。

「調理するときの一番のポイントは『シャキシャキ感を損なわないよう、火の通しすぎに注意すること』。慣れないうちはキッチンタイマーで時間をはかりながらゆでると良いと思います。

もうひとつのポイントは『水気の切り方』。スナップエンドウは中に空洞があるので、ゆでた後にさやの中に水がたまりやすく、しっかり水気を切らないと仕上がりの料理が水っぽくなってしまいます。冷水からあげるときにもしっかり水気は切りますが、食べやすく切った後にもキッチンペーパーで水気をふき取るなどすると、より美味しく仕上がります」(冨田さん)


初夏の雰囲気を家の食卓に運んできれくれる野菜、スナップエンドウ。そのみずみずしさを楽しむには、採れたて、できたてが肝心とのこと。買ったその日の夜はサラダや和え物に、翌日の朝食にはサンドイッチにしてみたりと、旬の味覚をたっぷりと味わいたい。

(文:岩間淳美)

料理研究家
冨田 ただすけ(とみた ただすけ)

月間400万PVを超える和食レシピサイト「白ごはん.com」を主宰。日本料理店での修行や食品加工メーカーの商品開発職をへて、2013年に料理研究家として独立。雑誌や書籍、WEBなどで活躍する。著書に『白ごはん.comの5分・15分・30分で「和」のおかず』(講談社)、『冨田ただすけの和定食』(学研パブリッシング)、週刊誌AERAでの連載をまとめた『しあわせの白ごはん』(朝日新聞出版)、『ごはんがおいしい野菜のおかず』(世界文化)などがある。2016年4月には『2皿で完結!和のラクうま定食』(家の光協会)を発刊した。

白ごはん.com

野菜提案企業 坂ノ途中。「100年先も続く、農業を。」をコンセプトに、環境負荷の小さい、持続可能な農業の普及に 取り組んでいます。農薬や化学肥料に頼らず土の力を大切にじっくり丁寧に育てられた「ハンドメイドな野菜」を、提携農家さんからぐるっと集め、全国へお届けしています。

坂ノ途中


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