2017年「料理レシピ本大賞」は『世界一美味しい煮卵の作り方』! オススメの13冊は?

2017.9.12 (火) 18:25

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レシピ本に特化した「第4回料理レシピ本大賞 in Japan」の受賞作品が決定し、発表会が2017年9月12日(火)に東京ドームホテルで開催された。

エントリー作品の中から書店員からなる“書店選考委員”、料理専門家からなる“特別選考委員”による投票によって各賞が決定する「料理レシピ本大賞 in Japan」。本と料理に精通した委員によって選ばれた、今注目のレシピ本とは? 大賞、入賞、部門賞からなる各賞の受賞作品を紹介する。

【料理部門】大賞は『世界一美味しい煮卵の作り方』(はらぺこグリズリー 著、光文社 刊)に決定!

【料理部門】大賞『世界一美味しい煮卵の作り方』(はらぺこグリズリー 著、光文社 刊)

世界一美味しい煮卵の作り方
(はらぺこグリズリー 著、光文社 刊)

料理部門の大賞は、料理ブロガー“はらぺこグリズリー”による、発売後わずか6日で重版出来となった『世界一美味しい煮卵の作り方 家メシ食堂 ひとりぶん100レシピ』 (光文社新書)に決定した。

同書は、煮卵の作り方を極めるのレシピ本……ではなく、“手抜き料理研究家”を自称する著者が、「適当で楽で安く済んで、でも美味しい料理こそ、本当に必要な料理じゃないだろうか?」という哲学のもと研究したレシピを、この本を見た誰もが100%再現できることを目指し、実用性の高さを重視して構成した一冊。例えば、レシピの全ての工程の写真を掲載、調理工程は基本的に3ステップで完成するなど、どこまでもこの本を使う人に寄り添って作られており、実際の読者もその手軽さに喜びの声を上げている。

なお、全100レシピのうち半数以上の材料費は100円以下、登場するレシピは「世界で一番美味しい煮卵の作り方」のほか、「世界で一番美味しいパスタの茹で方」「世界で一番美味しいバターチキンカレーの作り方」「世界で一番簡単なピザの作り方」など。

ハードルの高さに、いつの間にか開かれなくなってしまうレシピ本も多い中、この革新的な使いやすさが多くの支持を得て、文句なしの大賞受賞となった。

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注目の【料理部門】入賞6冊

惜しくも大賞とはならなかったものの、選考委員からの支持を集めた入賞6冊は以下の通り。

藤井恵さんの体にいいごはん献立』(藤井恵 著、学研プラス 刊)

【料理部門】入賞『藤井恵さんの体にいいごはん献立』(藤井恵 著、学研プラス 刊)

藤井恵さんの体にいいごはん献立

(藤井恵 著、学研プラス 刊)

雑誌やテレビで活躍する料理研究家で管理栄養士の藤井恵さんによるレシピ本。スタイルの良い藤井さんが体のために欠かさず食べているという、腸をきれいにする4つの食材「きのこ、海藻、発酵食品、ねばねば食材」が摂れる朝の献立や、たんぱく質と野菜たっぷりの夜の献立など、体のために食事を見直したい人にオススメのレシピが豊富。

朝の献立26レシピ、副菜35レシピ、夜の献立60レシピに、朝がラクになる下ごしらえや、時間がない日の鍋献立、常備菜など、無理なく続けるためのアイデアが詰まった一冊。

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小林カツ代の永久不滅レシピ101』(小林カツ代 著、主婦の友社 刊)

【料理部門】入賞『小林カツ代の永久不滅レシピ101』(小林カツ代 著、主婦の友社 刊)

小林カツ代の永久不滅レシピ101

(小林カツ代 著、主婦の友社 刊)

生涯で出版された著書その数200冊を超えるという、国民的人気料理研究家・小林カツ代さんのベスト版的な一冊。家庭での毎日の料理を楽しく簡単にした伝説のレシピ、から揚げや肉じゃがなどの代表作に、書籍初登場のレシピまで、101点のレシピを掲載。また、「カツ代流技あり! 一生役立つレシピ」では、いつもの料理に役立つちょっとしたコツも紹介している。

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全部レンチン!やせるおかず作りおき』(柳澤英子 著、小学館 刊)

【料理部門】入賞『全部レンチン!やせるおかず作りおき』(柳澤英子 著、小学館 刊)

全部レンチン!やせるおかず作りおき

(柳澤英子 著、小学館 刊)

“50代、1年で26キロ減、リバウンドなし"という料理研究家・柳澤英子さんによる、加熱は全部レンジでチン!で完成するレシピ本。火加減は不要なので失敗しない、台所が暑くならない、洗い物が少ない、レンチン中は別の作業ができる……など、忙しい人や料理が苦手な人、ガスコンロに不安のある高齢者にもやさしい内容。

主菜となる「豚巻きブロッコリー」や「鶏肉のチリソース」、副菜、一品料理まで88レシピを掲載。また、バービー(フォーリンラブ)が6.5キロ減量に成功した例をはじめ、実際に「やせおか」体験をした“やせレポ”も掲載している。

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デリおき 毎日カンタン! 作りおき洋風惣菜』(依田隆 著、秀和システム 刊)

【料理部門】入賞『デリおき 毎日カンタン! 作りおき洋風惣菜』(依田隆 著、秀和システム 刊)

デリおき 毎日カンタン! 作りおき洋風惣菜

(依田隆 著、秀和システム 刊)

小田原にある大人の隠れ家レストラン「イルマーレ」総料理長・依田隆さんによる、本格的なイタリア風作りおき惣菜のレシピ集。依田さんが教える、「レモンを一振り」「触感の違うものをプラス」といった一工夫の魔法が、家庭での作りおき料理をぐっと美味しく変化させる。巻末には、「素材別」のほか「冷凍OK」や、「お弁当向き」等でも探せる索引付き。保存方法や保存期間も料理ごとに記載。オシャレな料理が簡単に美味しくできた、と評判の一冊。

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300万人に支持されたオレンジページnetのBESTおかず』(オレンジページ 刊)

【料理部門】入賞『300万人に支持されたオレンジページnetのBESTおかず』(オレンジページ 刊)

人気料理雑誌『オレンジページ』のサイト、オレンジページnetのベスト版ということで、美味しさ間違いなし、老若男女問わず重宝すると人気のレシピ集。“タンドリーチキン”や“鮭のちゃんちゃん焼き”が登場する「ネット検索レシピランキングThe TOP 20」の他、「もっとも検索された10のおトク素材から選べるデイリーヒットおかず」、“肉じゃが”“ラザニア”などが登場する「みんなが選んだ王道おかずのとっておき」、「季節別の検索キーワードTOP3」などを掲載。

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僕が本当に好きな和食』(笠原将弘 著、主婦の友社 刊)

【料理部門】入賞『僕が本当に好きな和食』(笠原将弘 著、主婦の友社 刊)

僕が本当に好きな和食

(笠原将弘 著、主婦の友社 刊)

「日本料理をもっと身近に感じてほしい」という思いから和食店「賛否両論」を開いた店主・笠原将弘さんが伝授する、気取らない和食レシピや、簡単においしく作るためのコツが豊富な一冊。

見ているだけでもお腹が空いてくるような、二度揚げでカリッとした歯ごたえの笠原家の唐揚げや、懐かしい精肉店のマカロニサラダ、「和のおかず」「ごはん」「めん」「和定食」「和べんとう」「なべ」「作りおきおかず」のほか、「笠原流おせち」など、全250品を掲載、パパっと作れてとにかく美味しい和食レシピの決定版。

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【お菓子部門】大賞作品は『白崎茶会のあたらしいおやつ』(白崎裕子 著、マガジンハウス 刊)

【お菓子部門】大賞『白崎茶会のあたらしいおやつ』(白崎裕子 著、マガジンハウス 刊)

白崎茶会のあたらしいおやつ
(白崎裕子 著、マガジンハウス 刊)

海辺のオーガニック料理教室「白崎茶会」を開催する料理家・白崎裕子さんがお届けする、小麦粉、卵、バター、を使わずに美味しく作れる新しいおやつレシピ。マフィン、パウンドケーキ、クッキー、チーズケーキ、蒸しパン、パンケーキなど焼き菓子とケーキ45品。誰でも同じようにおいしく作れるように、ひと目で流れがわかる工程写真、コツを1冊に。

また、ボウルひとつで完結するケーキや、片栗粉で作るおやつなど、簡単に作れるように考え抜かれたレシピなので、15分や30分で作れるものも多数掲載。アレルギーのある人や、体に優しいおやつを食べたい人にオススメな、グルテンフリーおやつレシピの決定版。

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エッセイに絵本の料理本まで。各部門賞の受賞作はこちら!

【料理部門】専門料理賞『新装版 包丁の教科書』(野崎洋光 著、新星出版社 刊)

【料理部門】専門料理賞『新装版 包丁の教科書』(野崎洋光 著、新星出版社 刊)

新装版 包丁の教科書

(野崎洋光 著、新星出版社 刊)

「分とく山」総料理長・野﨑洋光さん監修のもと、魚介と野菜を中心に、飾り切りのテクニックや肉のさばき方、下処理についてもわかりやすく写真メインで解説。解説した切り方を使ったレシピも100種類以上掲載され、和食の基本も学べてしまうという充実の一冊。

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【料理部門】絵本賞『おばけのてんぷら』(せなけいこ 著、ポプラ社 刊)

【料理部門】絵本賞『おばけのてんぷら』(せなけいこ 著、ポプラ社 刊)

おばけのてんぷら

(せなけいこ 著、ポプラ社 刊)

ねないこだれだ』でも有名な絵本作家・せなけいこさんによるロングセラー絵本。こねこくんのお弁当に入っていた天ぷらが美味しそうで、自分でも作ってみるうさこちゃん。すると、天ぷらの美味しそうなにおいに誘われ、山のおばけがやってきて……。

うさこちゃんの揚げる美味しそうな天ぷらがに、読み聞かせながらも思わず天ぷらが食べたくなる一冊。

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【料理部門】エッセイ賞『あしたも、こはるびより。』(津端英子津端修一 著、主婦と生活社 刊)

【料理部門】エッセイ賞『あしたも、こはるびより。』(津端英子/津端修一 著、主婦と生活社 刊)

あしたも、こはるびより。

(津端英子/津端修一 著、主婦と生活社 刊)

83歳と86歳、愛知県のニュータウンに暮らす夫婦。建築家でもある夫の修一さんと、妻の英子さんは、キッチンガーデンで野菜を育て、換気扇のない小さな台所で保存食をつくり、玄関のないワンルームの丸太小屋で暮らす。

ドキュメンタリー映画『人生フルーツ』でも取り上げられたふたりの、簡素だけど優雅な春夏秋冬の暮らしを綴った歳時記。

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【料理部門】コミック賞『真夜中ごはん』(イシヤマアズサ 著、宙出版 刊)

【料理部門】コミック賞『真夜中ごはん』(イシヤマアズサ 著、宙出版 刊)

真夜中ごはん

(イシヤマアズサ 著、宙出版 刊)

食べるのが大好きなアラサー女子の、お家でまったりひとり夜食。夜中に食べるクリームコロッケサンド、じゃこみょうが茶漬け、ちょっと太るのを気にしながらも「夜中だろうとピザにはチーズをたっぷりかけねばならんのだ!」と作るナスのとろーりピザ。美味しく食べる主人公に、読めば食べた気分になれる夜食コミックエッセイ。魅惑のメニュー満載、17食の簡単レシピ付き。

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【料理部門】DNP賞『三陸わかめと昆布 浜とまちのレシピ80』(婦人之友社編集部 著、婦人之友社 刊)

料理部門】DNP賞『三陸わかめと昆布 浜とまちのレシピ80』(婦人之友社編集部 著、婦人之友社 刊)

三陸わかめと昆布 浜とまちのレシピ80

(婦人之友社編集部 著、婦人之友社 刊)

東日本大震災以来、支援と交友をつづけている婦人之友社、全国友の会、自由学園が、石巻市北上町十三浜の漁家の人々と共に作った1冊。栄養豊富な海草類を食べて、三陸の漁家を応援したいという気持ちと豊かな海のめぐみのおいしさがたっぷりつまったレシピ本となっている。

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(文:岩間淳美)

「第4回料理レシピ本大賞in Japan」
発表日/2017年9月12日(火)

料理レシピ本大賞 in Japan 公式サイト


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