人気声優が「アホエピソード」を告白。TVアニメ「アホガール」真冬の阿呆祭り!こってりレポ

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「TVアニメ『アホガール』真冬の阿呆祭り!」の出演者。左から、浪川大輔、八代拓、日笠陽子、原田彩楓、悠木碧、杉田智和、上坂すみれ、千本木彩花、angela(atsuko&KATSU)

浪川「こんなにも自分の力がミジンコのように感じられるイベントは初めて」

TVアニメ「アホガール」のDVD購入者イベント「TVアニメ『アホガール』真冬の阿呆祭り!」が、1月27日に東京のニューピアホールで開催。
司会を担当した浪川大輔(犬役)がエンディングで嘆くほど、大混乱となったゲームコーナーをはじめ笑いの絶えない約2時間だった。

司会の浪川と八代 拓(黒崎龍一役)がステージに登場。悠木 碧(花畑よしこ役)杉田智和(阿久津明役)原田彩楓(隅野さやか役)上坂すみれ(風紀委員長役)日笠陽子(花畑よしえ役)千本木彩花(阿久津瑠璃役)を順番に招き入れ、最初のコーナー「収録時のアホトーク」がスタート。キャスト陣の様々なエピソードや作品への想いが語られた。

共演者も驚くほど全身全霊を込めて、アニメ史上屈指の「アホ」なヒロインを演じきった悠木。

悠木「アホって何かなと考えた時、加減が分からないってことかなと思ったんです。だから『アホガール』の収録の後は、身体の節々が痛くなるんですよ」
浪川「(よしこは)とにかく声が大きいじゃないですか。番組の打ち上げで、悠木さんが挨拶した時もマイクが壊れちゃったんです」
悠木「打ち上げって、キャストが『この作品は心に残るもので〜』とか、お話しさせて頂くんですけど、『アホガール』では何を話して良いか分からなくて(笑)。とにかく大きな声で『ありがとうございました』って大きな声で言おうと思ったら、『あ』の時点でマイクがブツン……」

作中では、数少ないツッコミ役の「あっくん」を演じた杉田。

杉田「コントや漫才と同じ理論で、面白くするって(ボケとの)呼吸が大事なんですよ。周りがすごいボケばっかりだから、ツッコミをやることが多いあっくんとして、どう受けとめたら一番面白いかを考えました」
浪川「哲学っぽいね」
杉田「答えはシンプル。頑張るしかないんです」
悠木「あはは(笑)」
杉田「でも、信用して安心して任せられる共演者ばかりで楽しかったです」

路上でのパンツの奪い合いという迷バトルを繰り広げた風紀委員長役の上坂と、よしこの母・よしえ役の日笠の演技も話題に。

杉田「(日笠を見ながら)『上坂ちゃんとは芝居の相性が良い。渡り合える気がする……』とか言ってて。(某バトルアニメの)戦闘民族同士の会話かよ(笑)」
上坂&日笠「あはは」
悠木「あれはすごいシーンでしたもんね!」
日笠「めっちゃ楽しかったよね〜」
上坂「(引き気味に)いや……はい……」
日笠「いや、って何!?」
上坂「あ、すごい勉強になったなあって(笑)。1個前の台詞よりも絶対にテンションを上げ続けなきゃいけないという暗黙の了解があったんです」
日笠「そうそう! 楽しかった〜」

小学生の頃、瞬間移動の練習をしていた女性声優は?


2つ目のコーナー「このアホだぁれ?」では、キャスト陣が「今までの人生でアホだったなと思ったエピソード」を無記名で公開。その後、誰のアホエピソードかを発表していく。

最初に発表されたのは、「小学生の頃、瞬間移動ができるようになると本気で思っていました。学校へ行く途中に立ち止まって目をつむり、移動したい場所を思い浮かべてから目を開けるというのを繰り返し練習していました」という妄想全開のエピソード。
おそらく筆者を含む来場者の大半が悠木さんのエピソードだと確信していた中、癒し系オーラ漂う新人声優の原田が書いたアホエピソードだと分かり、共演者たちも騒然。

原田「私です〜」
杉田「え!」
日笠「あおちゃんじゃないの?」
悠木「私じゃないですよー!」
浪川「あおちゃんだと思ってた」
悠木「これはできない人の意見ですから! 私は瞬間移動できるし!」
日笠「あ、こっちは本気でいっちゃってる人だった(笑)」

好きだった漫画の影響で瞬間移動の練習をしていたが、修得はできなかったそうだ。

頑張り屋さんだけど残念なくらい勉強が苦手な瑠璃を演じた千本木は、「踏切で電車を待っている時、運転手さんが私にすごい勢いで手を振っていると思い、振り替えそうとしたら、窓を拭いているだけでした」というほっこりアホエピソードを披露。

「Twitterに昼食の写真をアップしたら、写っていた飲むヨーグルトの賞味期限が切れていた」のは悠木。フォロワーから「賞味期限切れてる!」「飲まないで!」というリプライが殺到したものの気づいたのは飲んだ後。しかし、美味しくて気づかず、体も元気だったそう。

八代「賞味期限切れの写真を載せたことよりも、食べても元気ってことの方がアホって気がしますね」
悠木「うるさいよー(笑)」

「名シーンプレイバック」で若手声優が散っていく?


「名シーンプレイバック」のコーナーでは、出演者がそれぞれアホだと思うシーンをチョイスし、映像を見た後に全員でアホかどうかを「よしこ札」で判定。8票集まると「アホ」と認定される。
アホなシーンには事欠かない作品だけに、どのシーンでも場内は爆笑。しかし、アホ判定の投票では、杉田の札だけがなかなか上がらない。

千本木が選んだ瑠璃のアホエピソードには、「妹(瑠璃)はアホじゃない!」
上坂が選んだ風紀委員長のストーカーエピソードには、「あれはアホじゃなくて、サイコパス」
などと鋭いツッコミとともにジャッジ。気づけば、「ものまね王座決定戦の淡谷のり子先生」(杉田)のようなポジションになっていた。

八代は、自身の演じる龍一がよしえに「ババア」と言って、吹っ飛ばされるシーンをチョイス。

八代「あそこで『ババア』って言うのは本当にアホだなって。それだけは、やっちゃいけないですよね」
日笠「でも、八代君も私のことをよく『ババア』って言ってるよね」
八代「(必死の形相で)言ってません! ぜっ〜〜たいに言ってません!」
日笠「さっき、控え室で言ってなかった?」
八代「(食い気味に)言ってません!」
浪川「今、日笠さん、悪い顔してたよ〜」
日笠「あはは(笑)」
浪川「こうやって、一人の声優が散っていくんです。若手の芽が摘まれる瞬間です」
八代「俺、散りたくねえよー!」

杉田を含む全員が「アホ」だと認めたのは、悠木の選んだよしこと委員長とさやかの温泉シーン
幼い頃にお風呂で見た「可愛いかったあっくんの〇〇〇〇」が見たいと言うよしこを、風紀委員長が「今はたぶんあまり可愛くないわ!」と必死に止める。

悠木「名シーンはどこですかって聞かれたので、私が一番楽しかったところを書こうと思って。『あっくんの〇〇〇〇』とだけ書いたら、このシーンになりました」
浪川「質問への答えもアホ過ぎますね。おかしいでしょ!」
悠木「あと、もう一回、子供の頃のシーンでも『あっくんの〇〇〇〇』って言ってるはずなんですよ」
日笠「イベントで、こんなにナチュラルに言っていいものなの?(笑)」
浪川「そうですよ。こんなに若手有望株の揃っているイベントで〜」
八代「でも、びっくりするくらい、お客さんもざわつかなかったですよね」

その後も小学生男児のように邪気無く連呼する悠木。そのテンションに上坂も巻き込まれる。

悠木「(上坂を見ながら)すみぺとめっちゃ目が合うんだけど。もしかして、興味ある?」
上坂「無いですよ! 私もこのシーンを選ぼうかと思ったんですけど……何て表現したら良いかが分からなくて消したんです」
浪川「じゃあ、上坂さんも『あっくんの〇〇〇〇』って書いたの?」
悠木「ほら、私だけじゃなかった〜」
上坂「違いますー! どう書けば良いか分からなかったんです!」
悠木「え? 『あっくんの〇〇〇〇』で良くない?」
上坂「書けるわけ無いでしょう!」
悠木「え〜?」

「ルール違反」と訴える方が間違っているカオスな対決


キャストパート最後のコーナーは「AG(アホゲーム)グランプリ」。「あっくんチーム」(杉田、上坂、千本木)と、「よしこチーム」(悠木、日笠、原田)に分かれて、玉入れで対決した。
本来のルールでは、各チームとも代表の一人を選出しゲーム開始。一定時間ごとに浪川がベルを鳴らすと、メンバーが交代。その合計点で競うはずだった。
ところが、ゲームが始まってすぐ、両チームともメンバー全員で球を投げ出し、浪川のベルも完全に無視。玉の入っているケースを持ち上げて、中身を全部、カゴに移そうとするなどやりたい放題。

浪川「こんな地獄絵図、初めて見た」
八代「ルール違反ですって訴える方が間違ってるみたいな感じ」

カオスな戦いに勝利したのは、あっくんチーム。よしこの大好物であるバナナ、しかも高級な「甘熟王ゴールドプレミアム」の山盛りをゲットした。

続くライブパートでは、 angelaがオープニングテーマ『全力☆Summer!』、上坂がエンディングテーマ「踊れ!きゅーきょく哲学」を熱唱。
angelaは、『全力☆Summer!』が途中で『Shangri-La』(『蒼穹のファフナー』オープニング)になるという話題を集めたネタを披露。ライブパートにもかかわらず、会場を爆笑させた。

イベントのフィナーレでは、6月20日に「アホガール Complete Blu-ray」が発売されることが発表。さらに、浪川が原作者のヒロユキ氏からのメッセージを代読した。

その後、演者全員が一言ずつメッセージを語っていき、よしこ役の悠木が締めくくる。

悠木「会場のせいにするのは申し訳ないんですけど。会場の空気のせいで、私の謎のリミッターが外れてしまいました。今、とってもハッピーです! 意味が分からないけど(笑)。でも、なんだか幸せなので、また『アホガール』のみんなで、こういう風に物を作れたら良いなと思います。これからも『アホガール』をよろしくお願いします!」

会場の出口では、ゲーム対決の賞品でもあった高級バナナ「甘熟王ゴールドプレミアム」を来場者にも1本ずつプレゼント。
最後の最後まで「アホガール」らしさの尽きない阿呆祭りだった。
(取材・文/丸本大輔)

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