アレルギーの心配は?「加水分解コラーゲン」の性質と効果

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コラーゲンを加水分解して浸透力を高める加水分解コラーゲン。加水分解コラーゲンにはどのような特徴があるのでしょうか。

●加水分解コラーゲンとは

加水分解コラーゲンは、アミノ酸を主な成分とします。加水分解とは、大きな分子量のものを浸透しやすくするために小さくすることです。加水分解コラーゲンの場合、分子量の大きいコラーゲンを、酸やアルカリ、酵素などと反応させて小さくすることで浸透力を高めます。

実際にどのように作られているのかというと、牛や豚の骨・皮などを酸、アルカリ、酵素などによって加水分解してコラーゲン水溶液を作り出します。この方法で作られた液体は、黄色っぽい透明か、少し濁った色をしており、保湿効果をはじめ、皮膚や頭髪に保護膜を作る効果などがあります。

また、加水分解コラーゲンが配合されている製品には、髪の状態を整えるシャンプー、コンディショナー、育毛剤、その他、肌の調子を整える化粧水や乳液、美容液などがあります。

●加水分解コラーゲンはアレルギーを起こす可能性がある!?

2010年、加水分解コムギ成分が配合された洗顔石けんを使用した人たちが小麦アレルギーを発症したというニュースが報じられました。加水分解された製品は危険なのでしょうか?

加水分解コムギは、ニュースになった製品以外にも使われていました。しかし、ひとつの商品のみが小麦アレルギーを引き起こしています。原因は、加水分解コムギそのものではなく、十分に加水分解されていないことでした。

コムギタンパク質は、加水分解されるとアミノ酸とペプチドという物質に分解されます。このアミノ酸とペプチドがアレルギーを引き起こすことは、まずありません。基本的にアレルギーを起こすのは、タンパク質なのです。このケースでは、コムギタンパク質が十分に加水分解されていなかったことから、残ったタンパク質がアレルギーの原因となったのです。

通常は十分に加水分解されたものが使用されます。アレルギーを引き起こす危険性は少ないので、「加水分解=危険」という認識は行き過ぎています。しかし、まれにこのようなケースもあるので、アレルギー体質の方は、パッケージなどに記載されている成分をチェックしましょう。

○[アレルギーを引き起こす可能性がある成分]

コラーゲン(タンパク質)、シルク、ケラチン、ダイズ(タンパク)、コムギ(タンパク)、ゼラチン、カゼインなど

○[アレルギーの心配がないとされている成分]

ヒアルロン酸、デンプン、コーンスターチ、キチン、キトサン、グアーガムなどの多糖類など

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