「リベラルアーツ」…デキる人の関心を一身に集める、ビジネス最旬キーワード

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多くのビジネスマンが今求めているもの、それは「リベラルアーツ」。リベラルアーツとは、簡単に言ってしまえば“一般教養”のこと。文系・理系問わず幅広い知識を身につけ、その上で専門性を深めることで、豊富な知識をベースに創造性のあるアイデアの発案や、多角的なものの見方ができるようになるというものだ。

代官山 蔦屋書店ビジネスコンシェルジュの渡部彩氏は傾向について、「話題になったのは今年になってから。『リベラルアーツ』をキーワードに用いた本のヒットが続いています」と語る。

ビジネスにはトレンドがある?

ビジネス書には定期的にヒット作があり、それがトレンドにつながっているという。

第1のトレンド:コミュニケーション論

昨年末の流行は、コミュニケーションの改善がビジネスの成功につながるとするコミュニケーション論。

人に“伝える技術”の磨き方

『伝え方が9割』

佐々木 圭一 著、ダイヤモンド社 刊

より良いコミュニケーションによって周囲の環境を円滑に回す、コミュニケーション論流行のベストセラーで、コミュニケーション論ブームの発端となった作品。

第2のトレンド:心理学、精神学

今年のはじめから売れ始めたのは、心理学の視点から分かりやすく精神論・ビジネスへの姿勢を説いた本。古典が見直される傾向が出てきたのも特徴的だ。

時代の異端児・吉田松陰流、自分と仲間の魂に火をつける方法

『覚悟の磨き方 超訳 吉田松陰』

池田貴将 編訳、サンクチュアリ出版 刊

時代の常識を打ち破り、時の英雄たちに影響を与え続けてきた幕末の天才思想家・吉田松陰。「心」「志」「士」「友」「知」「死」、彼の人生哲学・思想を分かりやすくつづる。

“自己啓発の父”アドラーの名言集

『アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉』

小倉広 著、ダイヤモンド社 刊

フロイト、ユングと並び「心理学の三大巨頭」と称されるアルフレッド・アドラーの心理学を“超訳”し、名言集としてまとめた。具体例と共に分かりやすく解説する。

アドラーの思想をドラマチックに伝える

『嫌われる勇気』

岸見一郎・古賀 史健 著、ダイヤモンド社 刊

「どうすれば人は幸せに生きることができるか」。アルフレッド・アドラーの思想を、「青年と哲学者の対話」という形式で分かりやすく、ドラマチックに伝える。

最新トレンド:リベラルアーツ

今年2月以降、『仕事に効く 教養としての「世界史」』をきっかけに、リベラルアーツが注目が集めている。

国際化社会で「日本」を語れる人材になるために

『仕事に効く 教養としての「世界史」』

出口治明 著、祥伝社 刊

海外で日本のことについての見解を求められたとき、歴史や現状について相手が納得できるよう語るためには、世界史の知識が不可欠。人類5000年史から現代を読み抜く10の視点を紹介。

ビジネスリーダーたちからリベラルアーツのヒントを学ぶ

『Think! SUMMER 2014 No.50:ゼロから学ぶリベラルアーツ』

東洋経済新報社 刊

世界が認めるビジネスリーダーたちのインタビューから、なぜ今リベラルアーツが必要とされているのか、どうすれば習得できるのかのヒントを学べる。“リベラルアーツ”とは何か、を理解できる特集。

プロが最も注目する、リベラルアーツの最新刊

そして渡部氏が今、「一番薦めたい」という1冊がこちら。リベラルアーツブームの源となった『仕事に効く 教養としての「世界史」』の著者の最新刊だ。出口治明氏は生命保険会社「ライフネット生命」を一代で作り上げた現会長で、希代の読書家としても知られている。

出口氏が提唱するのは、ページが少ない、文字が少ない、分かりやすい言葉に置き換えてあるなど、“読みやすいビジネス書”がメジャーになりつつあるなかで、それとは逆の読書術だ。


本を血肉にするための読書術

『本の「使い方」』

出口治明 著、KADOKAWA/角川書店 刊

「考える力」を養うための読書術。何百年も残っている古典は「正しい」ものとし、そのような「厚くて読みにくい本」を、1行たりとも読み飛ばさずに完読することが必要だとする。本とは何か、選び方、向き合う姿勢、ビジネス等での使い方、愛し方を述べた、希代の読書家による“本愛”が詰まった内容。

「『社会人の活字離れが進んでいる』と言われていますが、この本からは“活字から離れた人を活字に引き戻す力・可能性”を感じました。哲学書という多くの人が敬遠しそうなジャンルをあえて推奨したり、書評サイトのあるべき姿やその使い方、SNSを駆使した読書の情報収集法を紹介したり。本を駆使し、それらをいかに血肉にするか、という読み応えのある内容です。あくまで柔らかい出口さんの温度感で語られるので、堅苦しくはありません。出口さんご自身が哲学書のひとつも知らなかった大学生時代から、20、30、40代と時系列で読んだ本が体験談として書かれています。“本を自分の生活・仕事に結び付けていくこと”が、自然と身近に感じられるはずです」(渡部氏)

インターネットで検索すればすぐに答えは見つかる時代だ。しかし、本からしか得られない知識や考え方がある。読む本や読み方で広がった視野を、ビジネスにどう生かせるのか…新たなヒントが得られるかもしれない。

(文:高橋七重)

【代官山 蔦屋書店】
ビジネスコンシェルジュ 渡部彩 氏

ナショナルチェーン書店で書店員として勤務した後、IT系出版社の書店担当の営業として全国を行脚。2014年から代官山 蔦屋書店のコンシェルジュへ。本を売る側と作る側の経験を生かし、ワークスキル(実務的スキル)、ワークスタディ(経営や経済といった情報収集)、ワークスタイル(働き方)の3つの視点からビジネス書コーナーの強化に携わっている。

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