「TOYOTA 2000GT Classic Weekend」2014年最後を飾る夢の車が集結!

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毎月、第2日曜日に開催される「モーニングクルーズ」と別に、第4日曜日に「○○CLASSIC WEEKEND」 と銘打ち、単一車種が集まるこのイベント。 今月は、年末という事もあり開催日をずらし12月14日(日)に「TOYOTA 2000GT Classic Weekend」が行われた。

イベント当日朝、日本が誇るスポーツカー「トヨタ 2000GT」が、代官山T-SITEの駐車場スペースに16台も集結。まず、総生産台数たった337台の走る芸術品ともいわれている「トヨタ2000GT」がノーズを合わせて整列したこの美しさを見てほしい。画像からもただならぬオーラを感じとっていただけると思う。さて、車に詳しくない人に、この車たちを見て生産され45年以上の年月が経った事を信じてもらえるだろうか?

トヨタ2000GTとはどんな車か?

「トヨタ2000GT」は、1967年に発売され1970年まで、337台の個体が生産された。

日本自動車文化の発展途上期において、トヨタ自動車とヤマハ発動機が協同開発したハンドメイドの高性能スポーツカーである。トヨタブランドいや、日本車の存在を世界に知らしめた多大な貢献(者)車であった。一説には、幻のプロトタイプや、輸出用に違うエンジンが載っていた車両が存在し、この台数よりもっと多いとも言われている。

当時の販売価格は、大卒サラリーマンの初任給が2万弱の時代に、なんと238万円。現代の貨幣価値に換算してざっと2000万円以上の超高級スポーツカーでもあった。しかし、現在のオークション取引価格は…。これは、今回の趣旨でないのでゆっくりネット検索を。

車体は、1969年にマイナーチェンジされ、そこを境に前期、後期と分けられる。前期は約110台であり、大きな後期との差はフロントグリルの形状にある。簡単に言えば、2台正面に並ぶ写真左が前期。通常のヘッドライトは格納式だが、その下のフォグランプの大きいのが前期の最大の特徴。サイドミラーや、リアランプ等細かい変更点は無数にあり、この位に。

では、ここで楽しいウンチクも。

1、ヤマハのピアノ技術が応用されていた?

文末の画像集にあるインストルメントパネル(ハンドル廻りの計器類)の木目は、共同開発したヤマハ発動機の母体(日本楽器)のピアノ材と技術が使われ工芸品としても見劣りしない美しさに仕上げられた。

2、有名な映画・007シリーズのボンドカ―になったことがある?

「007は二度死ぬ」(1967年)で映画専用のオープン仕様2000GTが登場。厳密には、イギリス情報部Q(詳しくはDVDで)から支給をされたものでないのでボンドカ―には属さないが、後にも先にもこの人気シリーズに登場した日本車は2000GT。ちなみにオープンにした理由はクーペボディだとボンド役のショーン・コネリーが長身で頭が天井にあたる為。

3、337台すべて違った車?

ある意味、これは間違いではない。先に述べたハンドメイドの組み立てが主なので、その証拠に再塗装していないオリジナルモデルにはフロントに金属を溶接した後の盛り上がりが確認できる。よって、車を並べてみると微妙に、車のボディラインが同一でなかったりもする。これが生産コストを度返しにした、現代では考えられない味でもあるのだ。

参加者並びに来場者によるベストオブショーの車

今回のイベントでは、参加者、来場者が好きな1台に投票。栄えあるベストオブショーに輝いた鴨宮さん(左)の珍しいグリーンの2000GTだ。

副賞として代官山 蔦屋書店より人気カーイラストレーターの林部研一氏(右)が鴨宮さんの車そのものをイラスト画にしたものを後日プレゼント。何と!制作には100時間要するらしい。


オーナーズメモリー ~いつもそこに2000GTがいた~

最後に今回、ぜひ紹介したい参加車が山本さん所有の2000GT (1969年式)。3年前、父親が他界されてから実質オーナーは弟さん(左)に移り兄弟2人でこの奇跡の一台を受け継いだ。何故奇跡か、それはこの車が父親の新車購入時からダメージが多く出るボディペイントはおろか、ほとんどが発売当初のままだからだ。その証拠にペガサスホワイトと言われる2000GT独特のホワイト色は再生が難しく、山本さんの個体を他のオーナーが塗り替える時の基本とするぐらいだ。また走行距離89,000kmは数字が示す通り、投資の為ひそかに隠し持っていたのではなく、普通の車?の様に日常使いをして維持してきたのも驚きだ。(前のコーナーの取材画像で、シート、インパネは山本さん所有車=発売当時のオリジナル!) お兄さんが物心ついた頃には、この2000GTが車庫にあり自分の成長、家族の歴史を共に歩んできた。70年代のスーパーカーブームの時も家に2000GTが有った為、イタリアの跳ね馬さえ興味が無かったのも納得する。

この車にまつわる話は尽きなかったが、一番印象に残った話は、お兄さんが免許取立ての頃、黙ってこの車を持ち出してこっぴどく父親に怒られたとの事。父親はその時の印象がずっと尾を引いていたのか「車の権利は弟に」と言い残されていたそうだ。

最後に敢えてお2人に愚問の「トヨタ2000GTとは?」と投げかけた。「父の思い出そのものです」と、同じ答えが同時に返って来た。父親のカーライフスタイルを引継ぎ、今回の様なイベントには足しげく通うお2人。実は山本さん兄弟がイベントに参加するのは、同じ趣味の仲間と会うだけでなく、2000GTを走らせる事により、亡き父との対話を今でも楽しんでいるのではないだろうか。

そう思うと師走の冬空の下だが、とても温かな気持ちになった。やっぱり、クルマっていいもんだ。



次回のクルマイベントは、2015年1月11日(日)の「モーニングクルーズ」。新年の挨拶も兼ねてノンジャンルで開催する。

(文:相田武将、写真:佐藤篤史、高橋七重)

◆イベントの様子

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