ホンダのフラッグシップは“昂ぶり”を感じるカラーリングで…ホンダレジェンド誕生

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カーデザイナーというと、エクステリアデザイナーやインテリアデザイナーをイメージする方がほとんどだろう。しかし、もうひとつ、重要なデザイナーが存在する。それは、カラーデザイナーだ。カラーデザイナーとは、ボディカラーやインテリアカラーを始め、そのクルマのあらゆるカラーを担当する人だ。今回は、5代目になった「レジェンド」のカラーデザイナーに注目しよう。

開発思想は“人間にどれほどの歓びと満足を与えうるか”

1985年、それまでのホンダにはなかった高級車の分野を切り開くべくデビューしたレジェンド。“人間にどれほどの歓びと満足を与えうるか”という開発思想は5代目となる新型まで連綿と引き継がれている。エアバッグシステムやトラクションコントロールシステムなど、いまでは当たり前となった技術を、時代に先駆けて採用してきたのも、人間の歓びを追い求めてきた結果だ。

そういった思想をもとに新型レジェンドも開発された。ホンダのフラッグシップセダンとして、胸を昂ぶらせる新たな時間と経験を提供することを目指し、デザイン、走り、環境性能に至るまで、全てに最高を求めた。開発コンセプトは、“Smart Exhilarating Luxury”。昂ぶりやワクワクを賢く上質に実現することが狙いだ。

カラーのコンセプトは“Exhilarating(昂ぶり)

本田技術研究所四輪R&Dセンターデザイン室3スタジオの三浦義和さん

「カラーのコンセプトは、全体の開発コンセプトと同様に“Exhilarating(昂ぶり)”です」とは、本田技術研究所四輪R&Dセンターデザイン室3スタジオの三浦義和さんの弁。

「フラッグシップとしての堂々とした誇りをカラーでも伝えることで、そこから受けるユーザーの昂ぶりを表現したい。そこで、セダンとしての堂々とした風格や誇りをカラーで表現できないかと考えたのです」と説明する。

エクステリアカラーは6色。「ギルデットピューターという新色は、きらめきが強く、透明感の高いガラスフレイクという材料を入れることで、新しいゴールドベージュという世界を作れないかと思いました。このカラーでフラッグシップとしての風格や堂々とした誇りにつながるのではないかと考えています」と三浦さん。

そして、“昂ぶり”というコンセプトが一番表現されているのはインテリアカラーのブルーノだと三浦さん。「イタリア語でブラウンという意味です。このクラスのクルマは大体ブラウンがスタンダードカラーとして設定されていますが、どちらかというと暗いブラウンなど落ち着いたカラーが多い傾向にあります。そこであえてレジェンドでは華やかで明る く彩度の高いカラーにすることで、昂ぶりにつなげています。欧州の家具やインテリアのテイストを意識して、ユーザーに華やかな気持ちを体感してもらいたいのです」と説明。

昂ぶりをインテリアと音楽で感じる

三浦さんは、「音楽やファッション、建築が好きで、クルマのカラーコーディネートを考 えるうえでも、一見別のカテゴリーだと思えても積極的に取り入れるようにしています」 と話す。

「クルマのユーザーは、ファッションにも興味があるだろうし、色々なお店にも行くでし ょう。興味の範囲はクルマだけではないですよね。そこで、ユーザーが普段見ている価値 観と、なるべく同じ目線で、自分もユーザーの一人として色々なセンスや色などを積極的 に取り込むようにしているのです。つまりあまりクルマばかりにならないようにしている のですね」と述べる。

さて、レジェンドにはKRELLオーディオシステムが搭載される。世界最高峰のホームオー ディオメーカーと知られる同社の技術とノウハウを車体設計段階から導入することで、楽 器をつま弾く指先まで目に浮かぶような究極のリアリズムを追求したものだ。

“昂ぶり”を表現するために、オーディオにまでこだわったレジェンド。ブルーノのインテ リアカラーでKRELLのオーディオで聴くとすれば、三浦さんはどのようなアーティストを 紹介してくれるのだろう。

ロバートグラスパーをレジェンドの室内で聴きたい

三浦さんは、「個人的にはR&Bやソウルが好きです。ジャズやソウルといった生演奏の方が、音が電子的になっているものより好きなのですね。そのサウンドが、振動が、心に響くような気がするから」。そして、「KRELLのスピーカーも、そういった音を体感するというところで相応しいと思います」という。

そして、「実はジャズと同時にヒップホップも好きなので、もしレジェンドで聴くならロバートグラスパーが良いかな。実際にはジャズのジャンルに入ってはいますが、ヒップホップなどのベースサウンドを取り入れてもいます。時にはジャズをピアノできれいに演奏したり、時にはヒップホップのアーティストとベースとともに演奏する。特にピアノで構成された“Canvas”というアルバムはお勧めです」と三浦さんは紹介してくれた。

ロバートグラスパー。アメリカはヒューストン出身のジャズピアニストであり、レコーディングプロデューサーだ。2012年の第55回グラミー賞で最優秀R&Bアルバム賞を、アルバム『Black Radio』で獲得している。5月から6月にかけて日本公演が決定している。

日本で販売されているクルマのうち、7割以上が白、黒、シルバーだ。しかし、そのクルマのデザインを更にアピールし、そのクルマの世界観を表現するためにはカラーは欠かせない。三浦さんがカラーデザインしたレジェンドで、ロバートグラスパーの音楽を聴く。これほど昂ぶりを覚えるひと時はないだろう。

(文:内田俊一)

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