真実を見つけ出せ! 実話ベースのジャーナリズム映画5作品-TSUTAYA映画通スタッフおすすめ

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ウィキリークス、スノーデンによるリーク、LINEの流出、動画でのアップロードなど、様々な手段による告発、スクープが世間を騒がせる昨今。報道やジャーナリズムというものの本当の意味を問いかける、実話ベースのオススメ映画を5作品ご紹介します。

絶対的な権力を追い詰めるのは執念

  大統領の陰謀

大統領の陰謀

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「ウォーターゲート事件」(外部ページリンク)の真相を突き止め、ニクソン大統領を失脚にまで到らしめた二人の新聞記者カール・バーンスタインとボブ・ウッドワードの活躍を描いた実話の映画化。

【リアルな“ジャーナリズム”のPoint】

アカデミー賞8部門ノミネート、うち4部門を受賞した名作ですね。ダスティン・ホフマンとロバート・レッドフォードが、タイプは違えど目的や信念をともにする二人の記者を見事に演じています。

圧力や妨害に加え、証拠の糸口が切れてしまったりすることで、何度も振り出しに戻る調査。しかし、そのたびに新たな証拠を見つけ、真実を知るための丁寧な作業を続けていく。これらの執念深い追跡を、小気味よいテンポで繋いであり、140分という長尺ながら集中力を途切れさせずに観ることができますよ。

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過酷な状況の中で、信念を貫く

  インサイダー

インサイダー

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マイケル・マン監督、アル・パチーノ、ラッセル・クロウ共演の社会派ドラマ。実話を基に、ある大企業の隠蔽工作を告発する人間たちの葛藤を描く。

【リアルな“ジャーナリズム”のPoint】

たばこ産業の不正を、ジャーナリストと元副社長が告発していく姿を描いた名作。アル・パチーノはCBSの有名なドキュメンタリー番組「60 Minutes」のプロデューサーを演じ、ラッセル・クロウがタバコ会社の元研究開発担当副社長を演じています。

本作で印象深いのは、真実を伝えるということがいかに難しいかということ。プロデューサー側は元副社長に証言するよう説得するのも大変ですし、その証言をもらえることになっても、会社の方針で全ての情報が伝えられなかったりします(この理由が単純に編集方針に基づくものでなく、経済的な理由も大いにあるところが、また哀しい)。また、元副社長側は、法的にも心理的にもタバコ会社から脅され、家族は崩壊するなど、証言することへのリスクが大きすぎます。そんな状況の中で葛藤しながらも、正しいことを成すという信念で進んでいく二人の骨太な男たちを、ぜひご覧ください。

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誰も立ち向かえないものに、立ち向かう勇気

  グッドナイト&グッドラック

グッドナイト&グッドラック

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“赤狩り”の猛威が吹き荒れた1950年代を舞台に、危機に瀕した自由を守るため、時の権力に敢然と立ち向かったキャスター、エド・マローと番組スタッフたちの姿を描いたジョージ・クルーニー監督作。

【リアルな“ジャーナリズム”のPoint】

作品の舞台となった“赤狩り”の時代は、一度、共産主義者のレッテルを張られると、自分が共産主義者であることを認めて転向するか、共産主義者である人物を告発することでしか、許されないという恐ろしい時代。そんな権力の横暴を糾弾すべきマスコミ自身も、怖気づいて何も出来なかったんですね。

しかし、CBSのニュースキャスターであるエド・マローは違いました。謂れのない理由から除隊させられた空軍士官の事件をきっかけに、“赤狩り”の中心人物であったマッカーシー上院議員への抵抗を始めます。当然、反撃も受けるわけで、番組にはCMも付かなくなってしまった為、相棒のフレンドリーと一緒に自費で広告を出して続けることになってしまいます。それでも、彼らはあきらめず、最終的にはマッカーシー上院議員が反論するために番組に出てくるところまでこぎつけるんですよ。

誰も立ち向かえないと思われるものに、言論を持って立ち向かう。これこそが、ジャーナリズムの真髄ではないでしょうか?

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ペンは剣よりも強し

  ヴェロニカ・ゲリン

ヴェロニカ・ゲリン

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1994年、夫グレアムとひとり息子のカハルとともに幸せに暮らしていたヴェロニカ。彼女は、子どもたちにまで麻薬が蔓延している事実に憤りを覚え取材を開始する。様々な情報源を活用して核心へと迫っていくが、犯罪組織は彼女がこの件から手を引くよう、彼女の愛する家族までをも脅迫の材料にしていく…。

【リアルな“ジャーナリズム”のPoint】

犯罪組織を相手に戦って殺害された実在のジャーナリスト、ヴェロニカ・ゲリンの半生を描いた、ケイト・ブランシェット主演作。

主役であるヴェロニカの行動を観ていると、勇気あるジャーナリストだな、と思うと同時に、ヒヤヒヤするんですよ。家族が、脅しでなく本当に危険な状況に陥ろうとしているのに取材は続けるし、麻薬組織のボスの家に無断侵入して殴られたりと、かなり危険な目に合います。これが、信念に基づいての行動なのか、愚かなのかはわかりませんが、過剰に英雄視せず、淡々と彼女という人間を描いているところにこの作品の真骨頂があると思いました。

彼女の死が、憲法改正や、多くの犯罪者の逮捕など、アイルランド変革の発端となりました。しかし、ジャーナリズムの勝利というには、あまりに哀しい結末ですね。

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暗闇にひときわ輝く、希望の光――

  スポットライト 世紀のスクープ

スポットライト 世紀のスクープ

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ボストン・グローブ紙の調査報道班“スポットライト”が、ボストンとその周辺を騒がせたカトリック司祭による性的虐待事件に迫った過程と顛末を描く。トム・マッカーシー監督が世紀のスキャンダルを明らかにした実録映画。

【リアルな“ジャーナリズム”のPoint】

"物語の始まりは、ボストン・グローブ紙にマイアミからやってきた新しい編集局長が着任したことから始まります。彼は外部から来たので、ボストンで権威が有るカトリック教会にひるまず調査を開始することができたんですね。そして、それを任されたのが調査報道班“スポットライト”です。

調査報道は、発表された情報を元にするだけでなく、自分たちで主体的・継続的に調査を進めていく報道のこと。一見関連性の無いような情報からヒントを見つけ出し、その積み重ねが恐ろしい事件の詳細に繋がっていくさまは、鳥肌が立つ思いです。教会のみならず、司法からの妨害も受けながら調査を進める記者たちの気概を表した、次の台詞が特に印象に残りました。

■劇中、判事に文書を見せてくれるよう頼む場面
「記録保管所にある文書を入手したいんですが」
「君の探している文書はかなり機密性が高いね。これを記事にした場合、責任は誰が取る?」
「では、記事にしない場合の責任は?」

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【オススメ人】
TSUTAYAスタッフ:やまも山

TSUTAYA online、TSUTAYA店舗、Tポイントと様々な部署を渡り歩いた後、現在ネットのアクセス解析やリサーチを担当中。高校時代、偶然道に落ちていた「攻殻機動隊」のコミックと出会い、SF大好き人間に。W.ギブスン、P.K.ディックなどの小説もお気に入り。

>様々なジャンルやテーマで映画をおすすめ中! TSUTAYA映画通スタッフが教えるとっておきの映画はコチラ

グッドナイト&グッドラック

グッドナイト&グッドラック

出演者 ジョージ・クルーニー  デビッド・ストラザーン  ロバート・ダウニー・Jr  パトリシア・クラークソン  ジェフ・ダニエルズ  フランク・ランジェラ  レイ・ワイズ  テイト・ドノバン  トム・マッカーシー  マット・ロス
監督 ジョージ・クルーニー
製作総指揮 マーク・バタン  スティーブン・ソダーバーグ  ベン・コスグローヴ  マーク・キューバン  ジェニファー・フォックス  ジェフ・スコール  トッド・ワグナー  クリス・サルヴァテッラ
脚本 ジョージ・クルーニー  グラント・ヘスロヴ
概要 “赤狩り”の猛威が吹き荒れた1950年代を舞台に、危機に瀕した自由を守るため、時の権力に敢然と立ち向かったキャスター、エド・マローと番組スタッフたちの姿を描いたジョージ・クルーニー監督作。1953年、米ソの冷戦が激しさを増す中、アメリカ国内ではマッカーシー上院議員を旗頭に、国内の共産主義者の徹底した排除活動が行なわれていた。その標的は、いまや政府に少しでも楯突く者すべてに及んでいた。一般の市民はおろか、マスコミさえもが恐怖の前に沈黙してしまう。そんな中、CBSの人気キャスター、エド・マローとプロデューサーのフレッド・フレンドリーはある重大な決断をする。

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ヴェロニカ・ゲリン

ヴェロニカ・ゲリン

出演者 ケイト・ブランシェット  ジェラルド・マクソーレイ  バリー・バーンズ  キアラン・ハインズ  ブレンダ・フリッカー  ジェラルド・マクソーリー  シアラン・ハインズ  サイモン・オドリスコール  コリン・ファレル
監督 ジョエル・シューマカー
製作 ジェリー・ブラッカイマー
製作総指揮 ネッド・ダウド  チャド・オーマン  マイク・ステンソン
脚本 キャロル・ドイル  メアリー・アグネス・ドナヒュー
原作者 キャロル・ドイル
音楽 ハリー・グレッグソン・ウィリアムズ
概要 1996年6月26日、アイルランド、ダブリン。麻薬犯罪の実態を追い続けていたサンデー・インディペンデント紙の記者ヴェロニカ・ゲリンが凶弾に倒れた。だが、彼女の死は人々を目覚めさせ、社会に変革をもたらすこととなった――。1994年、夫グレアムとひとり息子のカハルとともに幸せに暮らしていたヴェロニカ。彼女は、子どもたちにまで麻薬が蔓延している事実に憤りを覚え取材を開始する。様々な情報源を活用して核心へと迫っていくヴェロニカ。だが、犯罪組織は彼女がこの件から手を引くよう、彼女の愛する家族までをも脅迫の材料にしていく…。

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ダスティン・ホフマン

生年月日1937年8月8日(79歳)
星座しし座
出生地ロサンゼルス

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アル・パチーノ

生年月日1940年4月25日(76歳)
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出生地

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生年月日1961年5月6日(55歳)
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