【インタビュー】土屋太鳳×片寄涼太「最後は“役”も関係なくなった」ハグシーンの撮影秘話とは?映画『兄に愛されすぎて困ってます』

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片寄涼太×土屋太鳳/映画『兄に愛されすぎて困ってます』

片寄涼太、土屋太鳳/映画『兄に愛されすぎて困ってます』

原作・夜神里奈の大ヒットコミックの実写映画『兄に愛されすぎて困ってます』が6月30日(金)にいよいよ公開となる。このたび、主人公・せとかを演じる土屋太鳳と、その兄・はるかを演じる片寄涼太(GENERATIONS from EXILE TRIBE)にインタビューを敢行。本作の撮影秘話から、現場の様子、ふたりがおすすめする名シーンに迫った!

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せとかは“足りない”部分を探し続けているキャラクター

突然訪れた“人生初のモテ期”状態に困惑しながらも、自分の本当に好きな人を見つけ出そうとするまっすぐな女子高生・橘せとか(土屋)と、妹想いすぎる兄・橘はるか(片寄)の恋愛模様を描くラブストーリー。

主演の土屋は、一見するとポジティブで明るい主人公・せとかのキャラクターに「不安」があったこと明かす。

土屋:せとかちゃんは明るい女の子に見えますが、実は自分の中に何か“足りなさ”を感じていて、それを埋めようとする不安から色んな人に告白するキャラクターでした。そんなせとかちゃんの「明るさの中にある不安」を表現するのは難しかったです。ただ「自分が本当に必要としている事はなんだろう」というせとかちゃんの想いは、私自身にも共感できる部分でした。

映画『兄に愛されすぎて困ってます』

(C)2017「兄こま」製作委員会 (C)夜神里奈/小学館

そんなせとかについて、共演した片寄は「“ほっとけない”魅力がある」と話す。

片寄:せとかの魅力は、気になっちゃうところ、ほっとけないところですね。興味ないと思っていても、「大丈夫かな?」って心配させるところは魅力だと思います。階段から落ちるところや、お腹出して寝ちゃうところは「もうちょっと女の子っぽく!」って思わせるほっとけなさがありますね(笑)。

“恋人”としてよりも、“兄”としての愛情表現

一方で、“ヤンキー系ツンデレお兄”として妹に特別な愛情を注ぐキャラクターを演じた片寄。血の繋がらない妹への恋心を描く中でも、恋人としてより“兄として”の愛情表現を強く意識していたと話す。

片寄:せとかには恋愛対象としてより、兄として、どうやって愛情を持って接する事ができるかを意識していました。接し方も、ストレートではなくてツンとしてたり、現実的にはないような危険な行為もありましたが…(笑)。それも含めて、妹に対する“お兄”としての愛情表現ができるように意識してました。
あとは、せとかとふたりでいる時のお兄と、ほかの人たち(高嶺や千秋)といる時のお兄には違いがありました。ふたりきりの時には優しい笑顔があるけど、周りといるときは「おい!ちょっかい出すなよ」っていう威圧感の違いが見えるように監督からも演出をつけて頂きました。

映画

(C)2017「兄こま」製作委員会 (C)夜神里奈/小学館

お風呂場でのハグシーンは「全部かき集めて臨みました」

印象的なワンシーンにお風呂場でのハグシーンがある。幼馴染の高嶺(千葉雄大)と付き合うことを決意したせとか。はるかは、そんなせとかへの気持ちが抑えきれなくなり、後ろから抱きしめ、首筋に優しくキスをする。そんな胸キュン必至のワンシーンなのだが…。

片寄:(撮影では)ただただ僕が苦労してましたね。あのシーンはお兄の気持ちが一番行動で現れている一幕でした。監督にもこだわって頂いて「もっといける!もっと感情で!」とテイクを重ねました。シーン自体は撮影後半に撮ったのですが…。もう、お兄の気持ちとかも関係なくなって、これまでに現場で起こったことや、撮影で太鳳ちゃんと過ごしたことなど、全部かき集めてぶつかる気持ちで臨みました。片寄涼太自身と、役としてのお兄の両方がつながった感じでしたね。

土屋:切なかったですね。せとかちゃんが抱いていた「お兄ちゃんに対して、なんでこんな気持ちになるんだろ」という違和感を、あのハグやセリフで気づかされてしまう瞬間でもあって…。何テイクもやって行く中で、お兄の気持ちが強くなるのが凄く伝わりました。せとかとしての自分の心とお兄の心とお兄(片寄)の心がつながった瞬間に、“グン”ってくるものがありました。

片寄が役柄の枠を超えて全身全霊で挑んだ名シーン。いつもは強気でツンとしているヤンキー系ツンデレお兄の、ホロリとこぼれる、か弱く切ない表情をぜひお見逃しなく!

「とりあえずやってみて」河合監督の演出方法とは?

映画『兄に愛されすぎて困ってます』

(C)2017「兄こま」製作委員会 (C)夜神里奈/小学館

本作の監督を務めたのは、『俺物語!!』『チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』の河合勇人監督だ。土屋はドラマ『鈴木先生』にてタッグを組んだ経験があるが、その時から「指示を指示だと感じさせない監督だった」と話す。

土屋:15歳の時に初めてお会いした時から、「指示を指示だと感じさせない」監督だなと思いました。もちろん「こうしてほしいな」という思いや「キュンキュン、ドキドキもっと大きくやって」などの指示はあっても、その中で決めつけ過ぎずに「こっちのカットでは違うことやっていいよ」と色々挑戦させてもらいました。内面でも、外見でもお芝居を引き出して頂きました。
その中でも、「でっかくやって!」という演出が印象的でしたね。そうすることでせとかちゃんのキャラクターに起伏が生まれて、コミカルで振り幅のある演技ができました。

型に押しはめるのではなく、演者自身の素直な表現から、役を演出する河合監督。その中でも、片寄は「やってみて」という言葉が印象的だったと思い返した。

片寄:太鳳ちゃんも言うように、決め込みすぎない監督でした。僕は「とりあえずやってみて」という言葉をよく受けました。自分ができるところから、広げて料理してくれるので無理がない感じでした。監督の中にも、ある程度の答えは決まっているんですが、そこにうまく“導いてくれる”という感じでしたね。
僕はお芝居自体の経験がなかったので、だからこそ「やってみて」っていわれたら「あ、じゃあ、やってみるか」って(笑)それしかないのが有り難かったです。型にはめてはめられすぎると、それに頭がとらわれ過ぎてしまうので…。自分がやって最初に出た動きが、一番素直なものだったと思います。

映画『兄に愛されすぎて困ってます』

(C)2017「兄こま」製作委員会 (C)夜神里奈/小学館

注目は…「机ドン」だけじゃない“兄妹感”!

河合監督が引き出す演者の素直な表現は、劇中のふたりの間に、ナチュラルな信頼感を漂わせている。そんな自然な兄妹像を作り上げる上で、プライベートなコミュニケーションも一助となっていたそうだ。

土屋:和気あいあいとした現場の中にも、ひとりひとりストイックな方が集まっていたので、役の背景を話し合うことも多かったですし、自分の今までのことを話したりと、コミュニケーションがとても多い現場でした。

片寄:撮影の休憩時間、もふたりで、ずっとしゃべっていました。「昨日何やってたの?」っていう話から、「小学校6年生の時にさ…」みたいな話まで…。沢山話すことでお互いを理解していく大事さに気が付きましたね。

現場での密なコミュニケーションから、生まれた自然な兄妹感。最後に、「ファンにおすすめしたいお気に入りのシーンは?」と聞いてみると、その兄妹感にまつわるシーンを挙げた。

片寄:兄妹っぽいシーンが好きなので、スイカのシーンですね。それも机に押し倒す所ではなくて、その前のシーンにも注目して欲しいです。後ろからスイカをとって種を飛ばすまでの“兄妹感”を見ていただきたいです。

片寄涼太×土屋太鳳/映画『兄に愛されすぎて困ってます』

インタビュー中も終始和気あいあいとした雰囲気の片寄と土屋/映画『兄に愛されすぎて困ってます』

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(取材・文/nony)


映画『兄に愛されすぎて困ってます』
2017年6月30日(金)全国ロードショー!

監督:河合勇人(『黒崎くんの言いなりになんてならない』『俺物語!!』
脚本:松田裕子(『黒崎くんの言いなりになんてならない』『花咲舞が黙ってない』
原作:夜神里奈『兄に愛されすぎて困ってます』(小学館「Sho-Comi」連載中)
出演:土屋太鳳、片寄涼太 (GENERATIONS from EXILE TRIBE)、千葉雄大、草川拓弥(超特急)、杉野遥亮ほか

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