新作映画『悪女 AKUJO』を観るべき3つの理由――韓国発、異次元のアクションヒロインが“覚醒”!
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『悪女 AKUJO』ってどんな映画?
幼い頃に、父親を殺された少女スクヒは、中国朝鮮族マフィアの若頭ジュンサンに拾われ、彼のもとで凄腕の殺し屋として育てられた。やがて二人は恋に落ち、結婚するが、ジュンサンは敵対するソウルの組織に惨殺される。怒りに燃え、敵アジトをたった1人で壊滅させたスクヒは逮捕され、国家が秘密裏に運営する暗殺者養成施設へ。数年間の特訓を経て、“卒業”した彼女は、身分を偽って国家直属の暗殺者として新たな人生を歩むが…。
観るべき理由:1――冒頭7分だけで見る価値あり! アクション映画の新領域
ここ日本でも再び熱い注目を浴びている韓国映画界から、またもパワフルな作品が上陸した。殺し屋として育てられたヒロインが文字通り、縦横無尽に大暴れする姿を、生々しく、血なまぐさく、そしてスタイリッシュに切り取る映像力学。その圧倒的な躍動感、斬新なアイデアは、アクション映画の新領域といっても過言ではない。
スクヒが敵アジトに潜入し、50人を超えるヤクザを次々とぶった斬る冒頭7分だけで、本作は見る価値あり! 主観映像を採用し、疑似ワンカット技法で撮影された一連のシーンが、観客を壮絶なドラマに引き込むだけでなく、「女性アクションはウケない」という風潮が強い韓国映画界への“殴り込み”を宣言。見事に勝利を収めた。
観るべき理由:2――『ニキータ』×『キル・ビル』? 映画好きほどハマるはず
監督は、藤原竜也主演の『22年目の告白-私が殺人犯です-』としてリメイクされた『殺人の告白』を手がけたチョン・ビョンギル。もともとはスタントマンを目指していたという彼が、これまでの経験と野心をぶつけた渾身の一作こそが『悪女 AKUJO』である。
インスピレーションを受けたのは、ビョンギル監督は少年時代に見たリュック・ベッソン監督の『ニキータ』だといい、ウェディングドレスに身を包んだスクヒが、ライフルを構えるオマージュも。加えて、最近『キル・ビル』騒動の渦中にあるクエンティン・タランティーノの“なんでもあり”な貪欲さ、同じ韓国映画界の先輩であるパク・チャヌク監督(『オールド・ボーイ』 『渇き』)に通じるビザール感が混ざり合い、本作の強烈な個性を際立たせている。映画好きであればあるほど、いろんな発見があり、必ずやハマるはず!
観るべき理由:3――異次元のアクションヒロイン、“覚醒”の舞台裏
超ハードな主演を引き受けた人気女優のキム・オクビンは、クランクインを前に約3ヵ月、トレーニングと武器の扱いの習得に明け暮れ、その後2カ月に及ぶ撮影でも、9割以上のアクションを自らこなし、異次元のアクションヒロインを“覚醒”させた。
さらに、自分を殺し屋に育てた恩師にして、亡き夫であるジュンサン(シン・ハギュン)と織りなす愛憎劇、偽りの人生を歩み始めた彼女の前に現れるヒョンス(ソンジュン)との仮面的な純愛という2つのラブストーリーを通して、さまざまな顔を見せる演技の幅も見せ場だ。その果てにたどり着く、衝撃的なラストシーンの表情も絶対に見逃せない!「彼女はいつ、悪女になったのか?」と考えながら見ると、より深い余韻を味わえるはずだ。
(文:内田涼)
映画『悪女 AKUJO』
2月10日(土)全国ロードショー
監督・製作:チョン・ビョンギル『殺人の告白』
脚本:チョン・ビョンギル、ユン・ビョンシク
アクション指導:チョン・ビョンギル、クォン・ギドク
出演:キム・オクビン『渇き』、シン・ハギュン『トンマッコルへようこそ』、ソンジュン、キム・ソヒョン
原題:The Villainess
配給:KADOKAWA
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