【インタビュー】松井玲奈、女優として「もっと頑張りたい」 映画『笑う招き猫』で漫才に没頭

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松井玲奈

松井玲奈

アイドルグループ・SKE48を2015年に卒業後、映画や舞台で忙しい日々を送る松井玲奈。そんな松井が清水富美加と組んだ漫才コンビの悲喜こもごもを描いた映画『笑う招き猫』が、4月29日より全国公開される。

同作の公開に先立って見どころや漫才に没頭した撮影時の話を聞かせてくれた他、最近お気に入りの映画・音楽のことまで教えてくれた。

本田アカコは憧れの生き方 漫才はテンポと間で笑いを

松井さんが金髪のショートボブでチャレンジしたことでも話題の『笑う招き猫』がいよいよ公開間近です。本作はどんな作品ですか?

松井玲奈以下、松井)この映画は、笑えるところもたくさんあるんですけど、挫折しても前を向いて頑張っていこうという人間物語がたくさん描かれています。私たち出演者の言動に笑いつつも、映画を通じて今向き合っていることを諦めず、頑張る勇気を持ってほしいです。

劇中で松井さん演じる本田アカコは、どんな人物ですか?

松井:アカコは高城ヒトミ(清水富美加)と漫才コンビを組んでいて、すごく明るくて真っ直ぐで、正義感が強い勝ち気な女の子です。

過去のインタビューで「アカコは憧れの生き方だ」という話をおっしゃっていますが、どんな点に憧れを抱きましたか?

松井:アカコは、意志を真っ直ぐ貫ける精神がすごくカッコいいです。面白いことに対して貪欲になれるところが「ステキだな」「いいな」と思いました。

映画の公開に先立って、3月下旬からテレビドラマ全4回が放送されました。映画版とドラマ版の違いは何でしょうか?

松井:ドラマは売れない漫才コンビのアカコとヒトミが、売れるために面白さをアピールするネット動画を作る様子を描いた4回です。言ってしまうと、映画版とは何にも関係ない(笑)。アカコとヒトミの人間関係だったりとか、蔵前真吾(落合モトキ)や大島洋次(荒井敦史)含めた4人の関係性が分かるので、映画が一層身近に感じてストーリーを楽しめると思います。

映画のほうは、アカコとヒトミが自分たちの夢に向かって頑張っていきます。そんな2人を中心に作品に出てくるみんなが失敗しながらも自分の夢に立ち向かっていく姿が描かれています。

映画はまさに本編。

松井:そうですね、テレビドラマのほうは言わばスピンオフです。でも単体で見ても面白い。自分たちがハンディカメラで撮った映像も使われています。撮ったものがそのまま電波に流れていたりして、新しいドラマの作り方だなと思いながら撮影していました。

今回は、清水富美加さんと漫才コンビを組みます。どんなコンビを目指そうと思ったんですか?

松井:「こういうコンビにしよう!」みたいな話はしなかったです。「なすなかにし」さん(本作の漫才監修)に作っていただいた漫才の台本の内容を自分たちに落とし込んで、覚えて、ただひたすら稽古するということをやっていました。そうして出来上がったものがアカコとヒトミの漫才であり、彼女たちなりのコンビの形かなと思います。

漫才の練習はどんなことを?

(C)山本幸久/集英社・「笑う招き猫」製作委員会

(C)山本幸久/集英社・「笑う招き猫」製作委員会

松井:撮影の待ち時間なんかにどちらともなく「はいどうも!」と切り出したら漫才の練習を始める、ということを撮影当初からずっと繰り返していましたね。

自分たちの漫才やプロの芸人さんの映像を通じてお笑いの研究をしていったそうですが、約1ヵ月の撮影期間を通じて、“お笑いの面白さ”に関してどんなイメージを持ちましたか?

松井:結局ずっと分からなかったです。なすなかにしさんの漫才のテンポ感なんかはよくチェックして、「このテンポ感でやるのが心地いいんだろうな」っていうのを自分の中に落とし込んでやってました。でも漫才は相手のいることなので、掛け合いをやっていくうちに「“絶対面白くなる間”があるんだな」というのは感じるようになりました。「こうしたら面白くなる!」というのは一度も分からなかったです。

言葉の端々から相当努力した様子がうかがえます。それでも、お笑いは奥が深くて掴みきれなかった。

松井:はい。笑いのツボも人それぞれだし、人を笑わせるのはすごく難しいと思いました。

本作はアカコとヒトミの漫才や人間ドラマ以外に、青春群像劇の一面もありますね。

松井:同じ年代の共演者がたくさんいて、アカコとヒトミ、そして大島と蔵前を加えた4人はすごく仲のいい雰囲気が必要とか和田先輩(浜野謙太)との関係性とか、密な人間関係を表現しないと場面が多かったので、待ち時間に積極的にワイワイ騒いだりふざけ合ったりしました。特に最初に挙げた4人では即興芝居みたいなことをやって遊んだりしましたね(笑)。

女優として日々精進 アイドル時代に培った武器は舞台度胸

女優として映画や舞台で精力的に活動して色んな役の人生を演じています。女優業への手応えは?

女優として「もっともっと頑張って、次につなげていきたい」という松井玲奈

女優として「もっともっと頑張って、次につなげていきたい」という松井玲奈

松井:手応えはすぐに自分で感じるものではないんだろうなと思っています。まわりの人から「よく見るね」と言われたら、それだけ私の演技が皆さんの目にとまっているのかなと思えて嬉しいです。

女優としてもっと頑張らなきゃという思うはありますか?

松井:それはずっと思っていますね。10代の頃からずっとお芝居をやってきた方たちに比べたら私はスタートが遅いです。だからもっともっと頑張って、短い時間の中で多くをちゃんと得て、次につなげていかないといけない。今出せるものを一つ一つの作品に出して置いていかないといけないと思います。

「スタートが遅い」ということですが、逆にアイドル時代の経験を活かせる部分もあると思います。自分の武器は何だと思いますか?

松井:人前に立ってもあまり緊張しないこと(笑)。

大舞台に強い。さすがです。

松井:舞台上では人に見られることに本当に抵抗がない。『笑う招き猫』の漫才のシーンでもそれは思いましたね。

専門外である漫才のステージでも緊張しなかった。

松井:はい。漫才しながら「私、噛まないようにできてるかな」とか気になっちゃう。人前でパフォーマンスすること自体に抵抗感は全くなかったです。

オススメの映画は『ビッグ・フィッシュ』、音楽バンドは「ヤバイTシャツ屋さん」

最近お気に入りの映画とかありますか?

松井:お気に入りの映画、ウ〜ン…。すみません、色々あり過ぎて……ちょっと待ってください(笑)。

―映画はかなり観るんですか?

松井:最近は映画館で観ることも多いですね。あっ、ティム・バートン監督の『ビッグ・フィッシュ』。

松井玲奈、おすすめ映画『ビッグ・フィッシュ』 (C)2003 COLUMBIA PICTURES INDUSTRIES,INC.ALL RIGHTS RESERVED.

松井玲奈、おすすめ映画『ビッグ・フィッシュ』 (C)2003 COLUMBIA PICTURES INDUSTRIES,INC.ALL RIGHTS RESERVED.

自分のお父さんが語る武勇伝を、息子が「本当なのか?」って調べに行くお話です。ストーリーの主軸としてはそのお父さんの武勇伝がずっと語られていくんですが、息子は「そんな話あるわけないじゃないか」って疑ってる。全部が本当ではないけど、お父さんには尊敬できるスゴい話があったというのがファンタジックに描かれている作品です。

お気に入りのシーンは?

松井:黄色い水仙のお花の中で男の人と女の人が2人で見つめ合っているシーンがとってもキレイで好きなんです。この間ミュージカルにもなって、観に行きました。そのミュージカルから帰ってきてすぐ映画で観直して、舞台観て泣いたのに映画観てまた泣いちゃいました(笑)。ティム・バートン作品の中では一番好きな作品ですね。『バードマン』(編注:『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』)とか『ラ・ラ・ランド』とかも気に入ってます。

音楽はどんなものを?

松井:バンド系の音楽をよく聴きます。まずは「エレファントカシマシ」が大好きで。最近では「ヤバイTシャツ屋さん」、ヤバT。

すごくチェックしてますね)。

松井:サウンドがめちゃくちゃカッコいいんですけど、歌詞が週に何回もすき家に行ってることだったりとか、「ライザップに行こう!」って言ってたりしてハチャメチャ。でも聴いてて楽しくて笑えるし、ライブで盛り上がる曲をたくさん作ってるバンドです。オススメなのでぜひ聞いてほしいです!

(文:桜井恒二 スタイリスト:鬼束香奈子/ヘアメイク:白石久美子)

『笑う招き猫』

4月29日公開
キャスト:清水富美加 松井玲奈 落合モトキ 荒井敦史 浜野謙太 前野朋哉 稲葉友 / 角田晃広(東京03) 戸田恵子

監督・脚本・編集:飯塚健 原作:山本幸久「笑う招き猫」(集英社文庫刊)
音楽:海田庄吾 主題歌:Mrs. GREEN APPLE「どこかで日は昇る」(ユニバーサル ミュージック合同会社 / EMI Records)

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