インテリアの最新トレンドは多肉系からシダ系へ

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インテリア利用の一例。部屋に吊り下げれば印象がガラリと変化

現在、植物のブームが到来している。2011年にはプラントハンターの西畠清順氏が庭をプロデュースした代々木VILLAGEがオープンし、2012年にスタートした広島の植物店・叢(くさむら)はセレクトショップのBEAMSやギャラリーなどで展示や販売を行い、新しい植物の見せ方を提案している。さらに、2014年にはいとうせいこう氏のエッセイ「ボタニカル・ライフ」が発売から10年以上を経て「植物男子ベランダー」としてドラマ化されるなど、植物界は大いに盛り上がりを見せている。まさに今は、かつてないほどの「植物ブーム」の時代なのだ。

特に人気を集めているのは多肉植物やエアプランツなど、見た目がちょっと変わっていて、オシャレな雰囲気を持った植物たち。しかし今回は既に人気を博している植物ではなく、一部のファンに熱烈に支持されている「次の植物」を取り上げたい。

不思議な姿に魅了されるファン多し

植物ブームの今、暮らしに植物を取り入れたいと考えている人は多い。しかし、どんな植物を選べばいいのか分からない人も多いはず。「折角なら変わった植物と暮らしたい」と考えている人にピッタリなのが、今回紹介するビカクシダ。

実は今、このビカクシダにハマる人たちが増え続けている。先日、月間ユーザー3億人を超えたinstagramでは植物の写真をアップする人たちも多いのだが、最近特に投稿数を伸ばしているのがビカクシダ。「#ビカクシダ」のタグで検索すれば沢山の画像が目に飛び込んでくる。中にはビカクシダばかりをコレクションし、部屋の中がジャングルのようになっている人も…。一体なぜビカクシダがそれほどファンを夢中にさせるのだろうか。


ビカクシダの魅力とは一体?

ビカクシダでもっともメジャーな品種の一つ

東南アジアに生息する品種の一つ。巨大な白菜に見えなくもない

板に着生させたビカクシダ。壁に掛けて飾ることもできる

ビカクシダは「コウモリラン」と呼ばれることもあるが、蘭ではなくてシダの一種。なので、ここではひとまずビカクシダという名前を推奨しておきたい。「ビカク」というのは鹿の角のこと。つまり、意味としては「鹿の角のような形のシダ」ということになる。実際の姿を見てみれば、なるほどと頷くはず。

そんなビカクシダの大きな特徴は「着生植物」であること。「着生植物」とは、樹木などにくっついて生息している植物を指す。そのため、ビカクシダを人の手で育てる場合には板などにくっつけて、壁掛けにしたり、天井からぶら下げたりしてインテリア的に鑑賞することもできる。鉢植えの植物にはできないアクロバティックな楽しみ方ができるのが、ビカクシダの魅力の一つだ。

そして、見た目のインパクトの大きさもビカクシダならでは。それこそ鹿の角のように見えたり、コウモリが飛んでいるように見えたり、種類によっては巨大な白菜が浮かんでいるようにも見える。このヘンテコさ、ユーモラスさを受け入れられるかどうかが、ビカクシダにハマるかどうかの分かれ目かもしれない。

育て方は意外と簡単!

苔玉で売られていることも多い。まずはここから入門してみては?

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あまり見かけない珍しい植物なので、育てるのは敷居が高いと感じる人もいるかもしれない。ところがビカクシダは暑さや寒さにも強い種類が多く、育てるのは意外と難しくない。日光がよく当たり、風通しの良い場所に置いておけばしっかりと成長してくれる。他の観葉植物と比べて難しいという印象はまったくない。

板に着いているビカクシダはどういう構造になっているのかと言えば、水苔というもので板に縛り付けられているケースが多い。その場合、水やりは水苔が乾いてきたらたっぷりと。水苔の中まで水が染み込みにくいこともあるので、バケツなどに水を張ってドボンと沈めてしまう方法も早い。土植えの植物にはないやり方なので最初は慣れないかもしれないが、難しくはない。



今回取り上げたビカクシダは、きちんと世話をすれば長く付き合っていける植物。インテリアとしても非常に魅力的な植物だが、ただ部屋に飾るだけではもったいない。成長が早いため、水やり加減や置き場所次第で、手に取るように変化が見えるのもビカクシダの面白さの一つだ。単なるインテリアで終わるのではなく、自分の手で植物を育てる喜びをぜひとも知ってもらいたい。

(文:玉田光史郎、写真提供:ayanas (アヤナス)http://www.ayanas.jp

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アーティスト情報

いとうせいこう

生年月日1961年3月19日(56歳)
星座うお座
出生地東京都三鷹市

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