【インタビュー】見田村千晴、金髪、シニカルな大和撫子が吐き出すありのまま

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4月22日にメジャー1stフルアルバム『正攻法』をリリースした見田村千晴。感じたままをストレートな言葉に変え、シニカルな歌詞として吐き出す見田村にとって、今作はまさに正攻法。自らに真正面から挑んだ彼女の想いを訊いた。(インタビュー・文:武市尚子)

人間臭さだったり醜さだったりもチラ見するような歌詞が好き

——まず、黒髪女子から金髪女子へ変貌を遂げた、心境の変化あたりから聞いていけたらなと思いますが。
「はい。今年の1月に染めたんですけど、心機一転気合いを入れ直していこうかなと思いまして、イメチェンしたんです」

——タイトルに持ってきているワード・正攻法は、意思表明的なところも?
「アルバムそのものにコンセプトは特になく、タイトルは最後に付けたんですけど、改めて楽曲を並べてみたときに、素手で、丸腰状態で自分のことを歌っているなって思ったんです。そんな状態のことを現せる言葉がないかな? って言葉を探していたときに、この言葉に出逢ったんです」

——まさに丸腰で素手な感じだよね。1曲目の「はなむけ」を聴いたときは、疾走感あるロックだし、キャッチーだったから、すんなりと入ってきた感じがしたんだけど、2曲目の「わたくしどもが夢の跡」が始まって歌が始まった瞬間、え!? ちょっと待て、何か違うぞヒリヒリするぞ!? って思って。「悲しくなることばかり」で“ニヤリ”が止まらなくなって、そこからもう夢中で食い入るように12曲聴いちゃったっていう。
「あははは。ありがとうございます! 自分では、意識して自分のことを自分のありのままの言葉で書こうっていう意識で、歌詞を書き始めたわけではなかったんですけど、周りから、なんかちょっと違うねっていうか、“らしいね”って言われるようになって。あ、そうなんだ……って感じなんです」

——敢えてシニカルなことを歌っていこうとか、そういうことではなく、書くとああなっちゃうってこと?
「そうですね(笑)。自然とああなっちゃうっていう感じなんです」

——普段の会話の中で、世の中の理不尽さを嘆いたりすることはあっても、ここまでメロディにピッタリとハマった形で伝えられる人ってなかなかいないというか。スカッとしたというか。
「ありがとうございます(笑)。意識してないとはいえ、人間臭さだったり泥臭さだったり、醜さだったりもチラ見するような歌詞が自分的にも大好きなので、そこは意識しながら書いていたりはしますね。個人的には「愛だろうが 恋だろうが」の歌詞がすごく気に入ってます」

——ときおり台詞のようになっているよね。
「できるだけ喋るテンポで歌いたいって思っているんですよ。なので、そこはより自然体な部分でもありますね」

「残骸」も含め自分の人生なんだ

——どうやってメロに当て嵌めていくの?
「私、基本歌詞を先に書くんですよ」

——そうなの!? 最近では珍しいね。
「そうみたいですね。でも、最初からそうやって作り始めちゃったのもあって、自分の中ではすごく自然なんですよ(笑)」

——なるほど。今作のリード曲はどの曲になるの?
「シングルとしてもリリースした曲なんですけど、今回のアルバムでは「わたくしどもが夢の跡」がリード曲になります。この曲ももちろん歌詞から先に出来ていった曲だったんですけど、サビはキャッチーなモノにしたいなと思って作った1曲でした。歌詞は、去年の後半に曲作りしてたときに、ちょっとクサクサしながら書いていたんです。カッコイイ曲を書きたいとか、こんなふうになりたいと思うところに全然辿り着けていない自分がいたりとか、誰かのライヴを観に行って、すごくいいライヴを見てしまってとことん落ち込んだりとか。毎日が選択の連続で、こっちを選んだらもう1つを捨てることになるし、こうなりたいと思ってなれることばかりじゃないし。そんなふうに常に残骸が転がっているんだけど、それを悲しいって思うばかりじゃなくて、それも含め自分の人生だと思って、キラキラしてるモノなんだと受け止められたらもっと前を向けるんじゃないかと思って作った曲だったんです」

——なるほど。作られた順番的にはどんな流れだったの?
「順番的には、「はなむけ」とか「LIFE SONG」とか「愛だろうが 恋だろうが」が早めに出来て、その後で「わたくしどもが夢の跡」が出来て、「youth」とか「ガール」が後の方に出来たんです。「はなむけ」とか「LIFE SONG」が出来たことで、1つの柱が出来た気がしたので、そこから「バンドマンずるい」みたいな自由な発想の曲が出来上がっていったなって思うんです」

——すごく納得の流れだね。「バンドマンずるい」のサビは洋楽っぽい歌詞とメロの関係性が見える気がするし。
「そうなんです。珍しく、そこはノリが洋楽っぽいハマり方になってますよね。なかなかいい感じにハマるメロがなくて、すごく苦労して探していたというか。曲的には、家で作りました!感が満載というか(笑)。すごく生っぽかったりしますよね。「バンドマンずるい」は、タイトルが先にあったんです。いっつもバンドマンってずるいなって思っていたので(笑)、ちょっとしたやっかみもありながら、いつか曲にしたかったんで、今回出来て良かったなと思ってます。最後の夢落ちみたいなところが個人的にはすごく気に入ってますね」

——「ガール」とかもおもいっきりカントリーに転ばせてあるしね。遊べてる感じがするよね。鍵盤の音色もすごくハマってて。
「「ガール」はアレンジがすごく気に入ってますね。鍵盤音はアコーディオンなんです。アイドルちゃんたちみたいに、キラキラとした感じの曲にしたいです! ってアレンジをお願いしたんです。もともと4拍子の歌詞もまったく違った雰囲気の曲だったんですけど、アルバムの中に1曲くらい3拍子曲があってもいいなぁと思って作ってみたんです」

——特徴のある楽器音や生音やリズムへのこだわりを感じたんだけど、そこはこだわりでもあったりする?
「そうですね。プロデューサーさんも生音にとてもこだわりのある方ですし、私自身も重ね過ぎないシンプルな音で、デコボコしてる感じの質感が好きなので、今回はそんなところもしっかりと魅せられたんじゃないかなと思いますね。隙間を塗り固めるんじゃなくて、そこの空気も生な感じとして届けたかったというか。そうした方が言葉が真っ直ぐに伝わると思っているんです。「LIFE SONG」とかは特にそういう思いが強かったですね」

——でも、「もう一度会ってはくれませんか」では、生の弦の音の後ろで、打込みの同期音が共存してるよね。
「そうですね、「もう一度会ってはくれませんか」は、打込みの部分もあったり、ピアノをループさせてたりしますね。この曲ではそこがポイントになってるのかなって思いますね。この曲と「MUSIC」と「ラブソング」は、前にリリースしたミニアルバムにも入っていた曲だったんですけど、もっと多くの人に聴いてもらいたかった曲でもあったので、今回のフルアルバムにも入れることにしたんです」

——「MUSIC」は、イントロのフィンガーノイズも魅力的に響くとことん生な1曲だもんね。
「そうですね。すごく生っぽさが活かされてる曲で。私は個人的にドラムがすごく好きなんですよ」

——間奏の特徴的な音は何?
「エレキシタールです。なんかすごく独特な世界観が広がりますよね。曲の中ですごくいいアクセントになっていると思いますね。「ラブソング」も前はベースレスだったんですけど、今回はウッドベースを弾いてもらって入れていたりもするので、まったく印象が変わっているので、是非、そんなところも楽しんでもらえたら嬉しいです。5月2日5月9日にはTSUTAYAでフリーライブもありますので、是非遊びに来て頂けたらと思います」

見田村千晴 リリース情報

初回盤

通常盤

正攻法

4月22日発売

初回盤(CD+DVD・写真上):VIZL-823/\3,500(税抜)

通常盤(CDのみ・写真下):VICL-64347/\3,000(税抜)

【CD収録曲】
1.はなむけ 2.わたくしどもが夢の跡 3.LIFE SONG 4.悲しくなることばかりだ(Mix for Seikoho) 5.youth 6.バンドマンずるい 7.愛だろうが 恋だろうが 8.もう一度会ってはくれませんか 9.ガール 10.MUSIC 11.ラブソング(Mix on Bass) 12.独り

【DVD収録曲】
〈LIVE at Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASURE on 2014.5.10〉
1.青 2.悲しくなることばかりだ 3.もう一度会ってはくれませんか 〈MV〉4.悲しくなることばかりだ 5.もう一度会ってはくれませんか 6.わたくしどもが夢の跡

ツタプレPresents 見田村千晴メジャーファーストフルアルバム「正攻法」発売記念フリーライブ at TSUTAYA TOKYO ROPPONGI情報はコチラ!

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見田村千晴 オフィシャルサイト

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