映画『Zアイランド』鈴木砂羽×品川ヒロシ監督インタビュー「お互いに頑張ろう、って思えるのって、いいよね」

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ふたりは仲良く芸能生活20周年

ふたりは仲良く芸能生活20周年

『Zアイランド』は、人間に対する愛情がある映画だ。ゾンビはかつて人間だった。そのことから目をそらさない。監督の品川ヒロシと、キーパーソン役で出演した鈴木砂羽は次のように話す。

品川:ゾンビって、もともとイギリスとかアメリカのものですけど、『カツオだし』にしたら、こんな感じっていうか。向こうの映画だと、ゾンビになっちゃったら、殺すか、鎖とかつけて隠すかじゃないですか。これは、そうじゃない、日本ならではの決断を、それぞれがする映画かな。

鈴木:久しぶりに、ワッハッハー、と爽快な気分で、試写室から出てきました。窪塚(洋介)君の隣で観てたんですけど、ふたりで「チョー面白かったねー」って言いながら(笑)

鈴木は、悪夢が勃発するきっかけを作る女性を演じる。

鈴木:そもそも、(ゾンビが大量発生する)島にみんなを連れてったのは、私なんですよね(笑)。なので、責任を感じてます(笑)

品川:(脚本執筆以後)いちばんふくらんだ役かもしれないですね、砂羽さんが。

鈴木:突如、感動シーンもあったりして(笑)。いきなり、泣かされる……急に家族愛が勃発して(笑)

鈴木砂羽演じる桜は、家出娘の母親という設定

鈴木砂羽演じる桜は、家出娘の母親という設定

詳しくは書けないが、この女性、めちゃめちゃ懐が深い女性なのだ。

鈴木:そういう女性を(監督が)好きなんちゃいますか?(笑)

品川:あ、いや、なんかS的でしょ、砂羽さんの役。僕、Mなんですね(笑)。僕の映画に出てくるひとは、全部Sっぽいんですよ。(シシド・)カフカちゃんもそうで。みんな、女性が強いんですよ。強い女性が好きなんですね。

鈴木:いきなり、自分の女性のタイプをコクってるし(笑)。でも、こういう映画に(女性が)出るときは、絶対その方がいいと私も思ってた。懐が深くて、気が強いほうが、こういうのにハマる。世界観にあってたんじゃないかな。

品川:お客さんとして観てて、映画のなかの砂羽さん、オレ、すごく好きなんですよ。普段の砂羽さんが好きじゃないということじゃなくて(笑)

鈴木:別に言い直さなくたっていいでしょ(笑)

品川:そのイメージがちょっと大人になった感じかな。実年齢より気持ち少し上、っていうか。母親になるとこうなるっていうか。でも、僕ら同い年なんですよね。

鈴木:そういう話もよく現場でしてたっけ。同級生の品川君が映画作ってるから映画出てみた、みたいな。そんなことないけど(笑)、たまに思うんですよ。あ、同級生が映画作ってる、って。俳優としては、同い年の人のステージがだんだん上に行って、助監督から監督になったりとかすると、うれしいですね。

品川:同い年って、なんかありますよね。

鈴木:心強いよ。

品川:一枚壁が取れるっていうか。

鈴木:なんか、同級生っていうくくりの宿命のなかに居る気がする。

宮川も、鈴木、品川と同い年

宮川も、鈴木、品川と同い年

品川:(今回、出演している宮川)大輔さんも同い歳。(芸人としては)僕より全然先輩なんですけど。だんだん友達みたいになっていく。

鈴木:それ、すごくいいことですよ。互いにリスペクトしあって。エール送り合えるのは、同級生ならではの感覚じゃないかな。話が尽きないんだよね。同級生だから。同じ時代を生きてきた感覚がそうさせる。

品川:単純に、ある、ある、だけじゃなくて。たぶん、感覚が似てるんだと思いますね。

鈴木:だから嬉しいんです。でも、(キャリアとして)それなりに頑張ってないと、こういう映画にも出演させてもらえないですよね。出たいから出れるわけでもない。なかなか難しいこと。それは20年やってきてわかってる。しかも、哀川翔さんという大先輩が、(芸能生活)30周年記念のお祭りをする、と。それにのっかれるなんて。いやあ、私も頑張ってきたんだなあと思って。20年前に翔さんと、デビュー作(映画『愛の新世界』)でご一緒させていただいて。その頃の翔さん、超イケイケで、怖かったんですよ。ナイフみたいに尖ってました。

品川:いまはもう本当に優しい。

鈴木:20年過ぎて、いまご一緒させていただいてね、あー、良かったなーって。またお仕事ご一緒できて。みんなの士気を高めてくれる、みんなの兄貴で。それと同時に、30周年記念(作品)を作ってもらえるなんて、そういうことができる俳優さんって稀だと思うんですよ。すごく憧れます。私ももっと頑張れば翔さんみたいになれるかも? って。なんか、ほんとに、そういうことを思わせてくれる兄貴ですね。自分のキャリアを考えてたときに、自分もそういうところに行きたいなと。でも、こんな翔さんみたいな大先輩主演で(映画)撮るなんてすごいよね。

品川:いや、そうですよね。オレもビックリしましたけどね。

鈴木:もう仲良しだったとは思うけど。

(C)2015「Zアイランド」製作委員会

(C)2015「Zアイランド」製作委員会

品川:「オレ、30周年なんだよねー。映画、撮ってよ」って。いきなり。

鈴木:うんうん、そんなノリなんだもん。それが、こんな立派な形になって。

監督4作目にして、品川はついに(現時点での)最高傑作を作り上げたと感じる。

品川:もちろん、(監督作は)1本1本好きですけどね。『ドロップ』を撮ったときって無心で走ってた。原作、自分なんですけど、やっぱり原作ものなんですよね。『漫才ギャング』も自分の小説の映画化。『サンブンノイチ』はもちろん、木下三太さんの原作がある。『Zアイランド』は(オリジナル)脚本作りからだったんです。だから、好き勝手に、好きなように書いて、全部ぶち込んだんです。バイク、日本刀、勇者の剣(笑)。女子高生がカンフーやる。スケベな医者。クレイジーな警官。思いついた、面白そうなもの全部、ぶち込んじゃえ! みたいなノリで作ったんで。家の鍋に、鶏肉も、豚肉も、シャウエッセンも入ってる、みたいな。自分の好きなものを入れられる、っていうのはいちばんいいですよね。そういう意味で自由度高いから、すごく好きですね。映画って、出来上がるまで何回も見るんですが、完成してからも50回は観てて。この前、自分の誕生日も、この映画を観ながら迎えました(笑)

(C)2015「Zアイランド」製作委員会

(C)2015「Zアイランド」製作委員会

さて、そんな品川にとって、鈴木砂羽は、どんな「具」?

鈴木:気になるなあ。

品川:……なんだろう……

鈴木:それ、入れるの? みたいな。

品川:うずらの玉子かな。

鈴木:えー!

品川:オレ、うずらの玉子、めっちゃ好きなんですよ。ふぁっといけそうなのに、噛んだらめっちゃ熱いの知ってます? うわ! この熱!

鈴木:私、餅巾着がいい……

品川:それ、ただ、自分が好きな具を言ってるだけでしょ(笑)

ふたりは仲良く芸能生活20周年。

品川:翔さんの30周年、薄めるから言わないようにしてました(笑)。砂羽さん、撮りますか。20周年記念映画。

鈴木:そうですね。いいですね。

品川:オレも20周年記念、監督作で(笑)。20年前か……(20年後の自分は)どうなってんだろ……って思ってましたけどね。

鈴木:私も思ってましたよ。自分に40歳という数字がつくとは想像だにしなかった。でも、いま、普通に40代だし。

品川:感覚的には、若いときと変わんないですよね? でも(20年もやってると)周りに、ナメた口きくひとが減るでしょ? だから楽しくなる一方なんですよ。

鈴木:楽しいよね。

品川:楽しいことは昔と変わらず楽しいのに、ムカつくことが減るから。

鈴木:怒られたりしないもんね。昔は怒られたりしましたよね?

品川:怒られるし、生意気だって言われるし。生意気だ、って言われなくなると(逆に)自分で、気をつけようと思ったりもするから。昔、媚びてるって思われるのがイヤだったんですよ。

鈴木:わかる! 一緒!

品川:「ありがとうございます!」なんて言ってると、媚びてるって思われそうで。いまは別に媚びてるとは誰も思わないだろうから、素直に「ありがとうございます!」って言える。だから、みんな、40代がいちばん(脂が)のってるっていうか。

鈴木:そうだよねー。20代は生きづらかったね。

品川:20代はムカついてばっかいた。

鈴木:さわるものみな傷つけて生きてたよ(笑)

品川:40代、50代がいちばん楽しいんじゃないかな。

鈴木:そうだね。私も、歳を重ねて、また、品川さんに呼んでもらえるのを目標に頑張るよ。お互いに頑張ろう、って思えるのって、いいよね。

(取材・文:相田冬二)

哀川翔「いま、ものすごくエネルギッシュになってる」―品川ヒロシ監督映画『Zアイランド』Wインタビュー


映画『Zアイランド
大ヒット上映中

哀川 翔、鈴木砂羽、木村祐一、宮川大輔、RED RICE(湘南乃風)
大悟(千鳥)、川島邦裕(野性爆弾)、山本舞香、水野絵梨奈、般若、篠原ゆき子、シシド・カフカ
風間俊介、窪塚洋介、中野英雄 / 鶴見辰吾
監督・脚本:品川ヒロシ
配給:KADOKAWA/吉本興業 (C)2015「Zアイランド」製作委員会

dTV『Zアイランド~関東極道炎上篇~』
配信開始日:4月27日(火)※最終話配信日:5月15日(金)
配信話数:全4話 ※1話約15分

<ストーリー>
総勢13人の無法者による、プライドを賭けたバトルの果て―最後に笑うのは誰だ。

舞台は映画「Zアイランド」の10年前―。
西の反町組組長・反町(木村祐一)は、勢力拡大を図るため、関東で一大勢力を誇っていた東の宗形組組長・宗方(哀川 翔)との抗争のきっかけを探っていた。そんなとき、宗形組の弟分・関東狂走会が反町組と衝突したことをきっかけに遂に抗争が開始。武闘派組長、極悪非道の宿敵、元自衛官の半グレら総勢13人の無法者による命とプライドを賭けたバトルは、血みどろの結末へと加速していく―。

監督・脚本:品川ヒロシ(代表作:『ドロップ』『漫才ギャング』『サンブンノイチ』)
出演:村上淳、上地雄輔、木村祐一、宮川大輔、RED RICE(湘南乃風)、大悟(千鳥)、川島邦裕(野性爆弾)、中尾明慶、黒沢あすか、住谷正樹(レイザーラモンHG)、遠藤要、庄司智春 / 鶴見辰吾 / 哀川 翔
主題歌:湘南乃風「Z~俺等的逆襲~」(TOY'S FACTORY)
制作:よしもとクリエイティブ・エージェンシー
制作協力:KADOKAWA
制作プロダクション:角川大映スタジオ
製作著作:(C)BeeTV

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アーティスト情報

鈴木砂羽

生年月日1972年9月20日(45歳)
星座おとめ座
出生地静岡県

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哀川翔

生年月日1961年5月24日(56歳)
星座ふたご座
出生地徳島県徳島市

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