一昔前、「芸能人は歯が命」というCMが流行りました。芸能人でなくとも、女性はきれいで白い美しい歯に興味があるものです。今や高校生でも歯の矯正をする時代。そこで、ティーンの歯の矯正事情を調査しました。

■理想は「白く」て「美しい歯並び」

笑顔の時にちらっと見える、真っ白で歯並びの良い歯・・・色白の人の事を、「肌の白いは七癖隠す」というように、歯の白さでより一層笑顔の魅力が増して見えたりするものです。

一昔前、「芸能人は歯が命」というキャッチフレーズのCMがとても流行しました。ちょっと大げさに思うかもしれませんが、それだけ歯が白いこと、そしてそれがきれいに揃っていることにより人に与えるインパクトが強いということなのですね。

「歯の白さに関する意識調査」（株式会社ゲイン）の調査結果を参考にすると、歯が黄ばんでいると、「笑顔の輝きが減る」（84.3％）、「好きな人でも冷める・がっかりする」（73.0％）、「老けて見える」（71.3％）など、それだけで大きくイメージダウンという結果が出ていました。

また、同じ調査によると、歯が黄ばんでいると笑顔も台無しに。5人に1人（18.0％）は「100％」イメージダウンと回答。さらに同じ顔でも歯が黄ばんでいるだけで人の見た目は3歳老けてみえる！という結果も出ているのです。

世の中には、歯を白くするための歯磨き粉なども多く出ていますし、ティーンにとどまらず、広い世代で「白い歯」に憧れて憧れている人は多いということですね。

■ティーンの矯正事情

では、実際にティーンの矯正事情はどうなのでしょうか。SNSやインターネットをはじめとするコミュニティを中心に調査してみました。

歯の美白や矯正を考えている子は多いようですが、「お母さんに相談したけど、費用が高い！」（高校2年）、「大人になってからかなあ・・・」（高校1年）等々、興味はあっても費用が高いと諦めている子も多いようです。

歯の美白（ホワイトニング）に関しては、保険診療と保険診療外のものがあります。実際、病院によって数万～数十万と金額に開きがありますし、保険診療外で行うものに関しては、決して安価とは言えず、自分のお小遣いを貯めてできる範囲とは言いがたいようです。

美白はともかく矯正については行っていまする子もいます。歯並びや噛み合わせが悪くて虫歯になりやすかったり、頭痛や顎が痛いなどといった症状が出る場合には、両親が了承のうえで矯正を行っているようです。

最近では、芸能人自らが矯正器具を着けて着いることを発言する機会も増えていることから、矯正器具だってオシャレに着けたい！というティーンのために従来のシルバーの矯正器具以外にも、カラフルな器具を取り扱っていることを謳っている矯正歯科もあるようです。 

「興味はあるけれどお金がかかるし、すぐにはできない」というのがティーンの実情のようです。噛み合わせ等の問題があるので早めに矯正した方がいい、という場合でも、できるだけかわいく、オシャレに！というのが、ティーンらしい部分かもしれません。

■自前で健康的な歯。本当はこれが一番！

お金をかけなくても、本来なら何も手を入れずにいられる自然の状態が一番！矯正には人それぞれの事情がありますが、白い歯を目指すには、まずは毎日のお手入れを継続し、虫歯のない健康的な歯にしていくことから始めるといいですね。

資料協力：株式会社ゲイン

ライター：八湊真央（フォークラス）