ミルベマイシンは強力な寄生虫駆除薬!処方時期や副作用について

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ミルベマイシンは強力な寄生虫駆除薬!処方時期や副作用について

ミルベマイシンとは



ミルベマイシンとは、内・外部の寄生虫の予防や駆除に有効な成分で、「ミルベマイシンA」はノバルティスアニマルヘルス株式会社が製造販売している錠剤タイプや顆粒タイプの薬です。
最近では、ミルべマイシンを主成分としたチュアブルタイプも、いろいな製薬会社から発売されています。


ここでは、ミルベマイシンとそれらを主成分とした薬の効能と注意点について、まとめてみました。

ミルベマイシンの効能

ミルベマイシンには、以下の効能があります。


フィラリア(犬糸状虫症)幼虫の駆除
寄生虫(犬回虫犬鉤虫犬鞭虫)の駆除

フィラリアとは?

フィラリアは犬糸状虫とも言われ、蚊が媒介する寄生虫です。
フィラリアの幼虫(ミクロフィラリア)に感染した犬の血を吸った蚊に、血を吸われると感染します。
感染するとフィラリアの幼虫が成虫となり、心臓(肺動脈)に寄生して心臓病・肝臓病・腎臓病など、いろんな病気を引き起こすとても恐い病気(フィラリア症)です。


フィラリア症

フィラリア症は、予防を行っていれば必ず防げる病気ですが、1度かかると治すのは簡単ではありません。感染の初期症状は軽く、発見できずに重度のフィラリア症になってから判明することが多いそうです。フィラリア症は発見が遅れると死に至ることもあります。

フィラリアの感染率

1夏予防をしなかった場合の感染率は、30~40%、3夏予防しなかった場合の感染率は、90~100%と言われています。
予防薬を飲んでいたけれど最後の1~2ヶ月だけ予防を忘れてしまったという場合で感染してしまったという例もありますので、要注意です。

フィラリア予防薬

フィラリア予防薬とは、蚊によって感染したフィラリア幼虫(ミクロフィラリア)を駆除するための駆除薬です。月1回定期的に飲むことで、蚊から感染したフィラリアの幼虫(ミクロフィラリア)が体内に入っても心臓にたどり着く前にフィラリア幼虫(ミクロフィラリア)を駆除することで、フィラリア成虫による心臓寄生を予防することができるため、予防薬と呼ばれています。

犬回虫・犬鉤虫・犬鞭虫とは?

犬回虫・犬鉤虫・犬鞭虫は、犬の消化管内の寄生虫です。
これらは比較的発生が多い寄生虫ですが、命にかかわる場合もあるので、駆除しておく必要があります。また、これらの寄生虫は、人に感染することもあるので注意が必要です。

犬回虫

下痢などを引き起こします。
子犬に感染すると、下痢、嘔吐、栄養状態の悪化、腸閉塞、肺炎、気管支炎を起こし、最悪の場合死に至ることもあります。
また、免疫力の弱い人や幼児に感染した場合、回虫の幼虫が肝臓・目・神経など全身の内臓に移動して、いろいろな症状が出てしまうことがあります。

犬鉤虫

体長約1~2cmの白い吸血性の寄生虫です。
小腸内に寄生し、主に下痢や貧血と言った症状が起こります。
子犬の場合、激しい下痢や血便になり、最悪の場合死に至ることもあります。
人の場合、感染幼虫がまれに皮膚から侵入し、皮膚炎を起こし、ミミズ腫れを起こすことがあります。

犬鞭虫

長さ5~7cmほどの吸血性の寄生虫です。
粘液のある血便をしたり、嘔吐、食欲不振、栄養障害、貧血などの症状が起こります。
人の場合、成熟卵が口から入ることで感染し、下痢や嘔吐を起こすこともあります。

投薬時の注意点・副作用の有無について


投薬期間

投薬期間は、蚊の活動期間内だけ薬を投与すればいいのではなく、蚊の活動開始1ヶ月後から開始し、蚊の活動終了1ヵ月後までが投薬期間です。
蚊の活動期間に対して投薬期間が1ヶ月ずつ後ろにずれるのは、この薬が、フィラリアの幼虫(ミクロフィラリア)の駆除薬だからです。つまり、蚊に刺されて犬の体内にフィラリアの幼虫(ミクロフィラリア)が入ってしまった場合、その1ヵ月後に薬を与えてまとめて幼虫を駆除するということになります。
投薬期間は、それぞれの地域のその年の活動状況によって蚊の発生状況が異なるため、住んでいる地域に応じた期間で飲ませる必要があります。
一般的に、蚊は気温や室温が約14度以上になると吸血活動を開始し、14度以下では活動停止、または死ぬと言われています。
気温にはいつも気をつけておく必要がありますね。






副作用について

ミルベマイシンは、ペット先進国である海外でもその有効性と安全性を認められている薬なので、重大な副作用は報告されていないようですが、まれに下痢、軟便が認められるとのこと。
また、フィラリアに感染している場合、元気消失・食欲不振・おう吐・呼吸速迫・大動脈症候群などの症状が現れることがあるとのことなので、必ず投与前に血液検査でフィラリア感染の有無を確認すべきですね。
どちらにしても、投与後に体調が悪くなった場合は、すぐに動物病院に連れていくことをお勧めします。
また、適切な量以上の投与をした場合は何が起こるかわかりませんので、愛犬の体重に適した適切な量を投与することも大切です。

投薬時の注意点
体重と投薬量

フィラリア予防薬は、犬の体重によって投薬量が決められています。
そのため、安全に薬の効果を出すためには、対象となる犬の体重を正確に計る必要があります。
投薬期間は7~8ヶ月間にも渡りますので、その間に体重が変化した場合は、その体重にあった投薬量に変える必要があります。
体重1~2キロの差だからいいだろうと思っていると薬の効果は得られませんので、注意が必要です。

血液検査の必要性

フィラリア予防薬を与える前には、動物病院で血液検査を受けて感染していことを確認した後に飲ませた方が安心です。
もしフィラリアに感染している場合には、元気消失・食欲不振・おう吐・呼吸速迫・大動脈症候群などの症状が現れることがあるので、注意が必要です。


病院で定められた期間と回数の薬をきちんと投与していれば、フィラリア症には感染してないはずですよね。ちゃんと飲ませていたので、大丈夫と思う飼い主さんも多いと思います。
でも、以下のようなケースも考えられるのです。


飼い主の見てない時に、口から出していた時があるかもしれない
与えた当日の体調があまり良くなく、薬の消化吸収が出来ていなかった
飲まし忘れなどで服用する日にち間隔が大きくなってしまった
体重増加に気付かず、事前にもらっていた薬を与えていた


毎年きちんと薬は服用していると言っていた小型犬が、ある年のフィラリアの検査で陽性と出た例もあるそうです。きちんと飲ませているから血液検査をしなくても大丈夫と思わず、毎年確認のためにも、血液検査を行いましょう。


せっかく血液を採取するのですから、ついでにその血液で健康診断をしてもらうことをお勧めします。健康な時の数値を知っておくことで、万一体調不良になった時の数値と比較できるというメリットや、検査の結果で気になるところが出てきて早期治療を始められるというメリットもあります。



注意すべき犬種

コリー犬やその系統のワンコに使用する場合は、注意が必要です。
その理由は、これらの犬種が他の犬種に比べて、安全域が狭いことが示されているそうです。必ず事前に獣医さんにご相談するようにしてください。


通信販売で買う場合の注意

この薬は指示薬として指定されているので、獣医師の指示や処方により使用しなければなりません。
そのため、通常は動物病院で処方してもらいます。
しかし、通信販売で購入した方が動物病院で買うよりも安いという理由から、愛犬の体重さえわかっていれば、ミルベマイシンを有効成分としたフィラリア予防薬を通信販売で購入する方もいらっしゃると思います。
その場合でも、必ずフィラリアの感染検査を行なった上で獣医さんに相談してから飲ませるようにしましょう。

まとめ



ミルベマイシンは、フィラリア症の予防効果が実証されている有効成分です。
また、フィラリア予防だけでなく、犬消化菅内線虫の駆除作用もあるので、虫下しとフィラリア予防を同時にしたい。 という方にお勧めです。
どちらも寄生虫なので、早期に安全に駆除しておくに越したことはありませんね。


今回は、フィラリア予防薬のミルベマイシンについて説明しましたが、フィラリア予防薬と感染した場合のフィラリア駆除薬の違いについても知っておいた方が良いと思い、以下にまとめました。
愛犬がフィラリアにならないためにも、最悪の場合を知っておくことも必要ですね。

フィラリア予防薬と駆除薬の違い

フィラリア薬は大きく分けて、以下の2種類に分類されます。


フィラリア幼虫の駆虫薬
フィラリア成虫の駆虫薬


フィラリアは、以下のようなサイクルで成長し、繰り返されます。


犬体内に寄生する成虫が卵を生む(L1)
蚊に吸われ蚊の体内で幼虫になる(L2、L3)
その蚊が犬を刺して、幼虫が犬の体内へ入る(L3、L4)
駆除されない幼虫が成虫になる


フィラリア予防薬は、フィラリア幼虫の駆虫薬に分類され、ミクロフィラリア(L1~L4)にだけ作用し、成虫には作用しません。
成虫になってしまったら、フィラリア症に感染していることになり、とても危険です。
この成虫を駆除する薬がフィラリア成虫駆除薬ですが、安全に駆除するために2回の注射が必要です。
最初の注射で一部を殺し、1ヶ月後に2回目の注射で全部を駆除するという方法です。
それでも最悪の場合、死亡することもあります。


あまりにたくさんの虫体が寄生していたり、病状が進行している犬では駆除のリスクは高くなりますので、早めに対処しなければなりませんね。

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