3歳児から小学生まで。プログラミングを学べるおもちゃまとめ

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いつの間にかこんなにある!

最近、日本でも2020年からプログラミング学習を小中学校で必修化する方針が示されました。プログラミングを学んでおけば仕事に役立つだけでなく、ロジカルシンキングを具体的な形で身に付けられるとも言われています。

学び始めは早いに越したことはない、というわけで、子どもがプログラミングを学ぶためのおもちゃが雨後のたけのこのように発売されています。今どんなものが出ているのか、ざっくり年齢別にまとめてみます。

幼稚園児だってプログラミング

プログラムといえばコンピュータに文字を入力して作るもの、というイメージがありますが、文字もまだ打てない子どもに向けたプログラミングおもちゃがたくさんあります。文字が読めなくても、プログラミングの基礎のコンセプトは理解できるはず、という考えです。だから文字の代わりにブロックやカードを使って「プログラム」を書く、というのがこの手のおもちゃです。

いも虫の体節でプログラミング「Code-a-pillar」

Fisher-Priceから今年発売されたCode-a-pillarは、いも虫の体節をつなげる順序で動きが変化するおもちゃです。いも虫の「つながり方」がプログラムであり、その命令にしたがっていも虫が動くというわけです。

対象は「preschooler」(幼稚園生)とのことですが、これをつなげるだけなら2歳児くらいでもできそうです。価格は50ドル(約5,100円)と、一般的な幼稚園児向けおもちゃよりちょっとお高めです。

ブロックのコードでロボットを動かす「Cubetto」

Cubettoは、木のブロックの配置を変えることでロボットの動きを変化させられるおもちゃです。ブロックで表現された命令をロボットに実行させる…というのは抽象的な思考が必要そうで、幼稚園児に理解できるのかな?とちょっと心配になります。でもCubettoはもうイギリスのいくつかの幼稚園などで、実際に教材として取り入れられて、小さな子どもでもちゃんと遊べているそうです。今年9月発売予定で価格は225ドル(約2万3000円)と高級ですが、公式サイトから日本へも配送可能です。

紙だけで遊び、学べる「Robot Turtles」

プログラミングおもちゃはたいてい、作ったプログラムで何らかのロボットを動かすというパターンがあります。でもRobot Turtlesはロボットなし、よって電気すら不要の一見ローテクなおもちゃです。じゃあどうするかって、紙のボードにカメのカードを置き、それをカードで作ったプログラムで動かすんです。カードが「前進」「右折」「左折」といったコマンドを意味していて、それを適切に並べればカメが迷路を抜けて宝石をゲットできるという、プログラミング的な課題解決をボードゲーム感覚でできるようになっています。

より高度なコマンドのカードを投入すれば徐々に複雑な課題設定もでき、飽きずに遊べるようです。価格は24.99ドル(約2,500円)です。

対象年齢5・6歳以降、ちょっとステップアップ

小学校入学の少し前、5・6歳以上を対象としたプログラミングおもちゃでは、タブレットアプリを使うなどでより複雑なことができるようになっています。

デジタルとアナログを半々に組み合わせた「Puzzlets」

Puzzletsは、AndroidやiOSの上のゲームとプラスチックのタイルを組み合わせたおもちゃです。コマンドを表すタイルをプレート上に並べると、プレートからモバイル端末へとBluetoothでコマンドが送られ、ゲームアプリの中のキャラクターが動くという仕組みです。

タイルを使うことで子どもが画面見っ放しにならないこと、ゲームを使ってモチベーションを高められることがポイントです。日本向けには公式販売しておらず、価格は100ドル(約1万円)です。

ホワイトボード上を走る、線を描く「Root」

ハーバード大学発のRootはホワイトボードの上を動くロボットで、タブレット上でプログラムを書いて動かします。光や色、音などに対するセンサーを搭載していて、プログラミングの中でそれを入力に使って「赤い線の上で止まって、青い光を点灯」みたいなことができます。また出力側では、LEDライトを光らせたり、マーカーで線を描いたり、音を出したりできます。

プログラミングに使う言語は、子どもの成長に合わせてステップアップできます。まず小さな子ども用には簡単なアイコンだけでプログラミングできる環境があり、それを卒業した子ども用にはドラッグ&ドロップで編集できるSquareという言語が用意されています。それも卒業したら、次はJavascriptのような一般的な言語も使えるようになります。すでに5歳児からのテストはしていますが正式発売はしておらず、価格は未定です。

小学生以降、ドラッグ&ドロップでのプログラム

対象年齢8歳以上のおもちゃはより高度に、複雑になってきます。ロボット的なおもちゃ+タブレットでのプログラミングという組み合わせがいろいろ見られます。

プログラミング言語としては、マサチューセッツ工科大学(MIT)が子ども用に開発したScratchやグーグルが作ったBlocklyという言語をアレンジしたものがよく使われています。どちらもコマンドがカラフルな文字入りブロックとして表現されていて、ドラッグ&ドロップで編集可能なので、文字が読める子どもなら使いこなせる(はず)というわけです。

色や線に反応するロボット「Ozobot 2.0 Bit」

卵を半分にしたような大きさのOzobot 2.0 Bitは色や線を認識するロボットで、紙にマーカーで描いた線の上をなぞり、色を読み取って方向やスピードを変化させたりできます。黒い線の先に、たとえば「青、赤、青」の順に線を引くと「Uターン」といったコマンドを意味し、これを「OzoCodes」と言います。さらにOzoBlocklyという言語を使って、タブレットからドラッグ&ドロップでプログラミングすることもできます。

日本では1世代前のモデル(2.0 Bitが付いてない「Ozobot」)が3,000円で公式販売されていますが、こちらではOzoBlocklyが使えず、OzoCodesのみ対応しているようです。OzoBlocklyも使えるOzobot 2.0 Bitの価格は公式サイトで59ドル(約6,000円)ですが、日本では未発売で、ちょっと割高な並行輸入品が売られています。

BB-8風のコロコロを操れる「Sphero SPRK+」

ボールのおもちゃSpheroをプログラミングできるのが、Sphero SPRK+です。Spheroといえば「スターウォーズ/フォースの覚醒」のBB-8を作っている会社で、同じ技術がこのSPRK+にも使われているので、最高時速は7.2kmとジョギングくらいの速さがあり、8の字走行のような細かい動きも可能です。プログラミング用アプリはスマートフォンにもタブレットにも対応していて、プログラミング言語は独自のOVALという言語です。またコードの内容をテキストベースで確認することもできます。

日本ではアップルストアで購入でき、お値段1万6800円です。

多芸なコンビ「Dash」と「Dot」

「Dash」と「Dot」は、タブレットアプリからプログラミングできるロボットのコンビです。Dashは時速3.6kmで走ったり、頭を動かしてダンスしたり、3つのマイクで音を聞いてその方向を聞き分けたり、LEDライトを光らせたり、距離センサーで障害物を検知したりできます。きれいに色分けされたコマンドをドラッグ&ドロップで編集する「Blockly」や、ゲーム感覚の「Wonder」といったアプリからプログラミングできます。

DotはDashのように走りはしませんが、同じようにアプリからのプログラミングで話したり光ったりします。また加速度計搭載で、投げられたり傾けられたりといった動きを検知します。さらにDashとDotはお互いに赤外線で認識しあうこともできます。

DashにもDotにも、レゴをつなげたり、ウサギの耳を付けたりといった拡張がいろいろ可能です。日本からも公式サイトで購入でき、価格はDashが150ドル(約1万5000円)、Dotが50ドル(約5,100円)です。

レゴのロボットを動かせる「レゴ マインドストーム EV3」

レゴ マインドストーム EV3は、レゴでできたロボットとそれを動かすソフトウェアのセットです。ロボットには距離や傾きや色などを認識するいろいろなセンサが搭載されていて、それをプログラムに取り入れてロボットの動きに反映できます。プログラミング環境はグラフィックスベースで、タブレットでもパソコンでも可能です。教育用にも作られていて、これを使った教室なども開かれています。

日本でも販売されていますが、定価6万2250円とお高めです。超がんばったときの誕生日プレゼントとかに良いかもしれませんね。

ハードウェアを無限にカスタマイズできる「mBot」

プログラミングだけじゃなく、自分でロボットを組み立てる楽しみもあり、拡張性が高いのがmBotです。デフォルトの状態でも障害物を避けたり、線に沿って走ったりできますが、プログラミングすれば搭載のセンサーやモーター、ブザーやライトを自在に操っていろんな動きが可能になります。プログラミングにはScratchベースのmBlockという言語か、Arduino開発環境が使えます。

レゴと結合したり、Makeblockプラットフォームのいろんなパーツを足したりして、無限のカスタマイズが可能です。日本でも1万2960円で、こちらから購入可能です。

子どもが作れるコンピュータキット「Kano」

カテゴリとしては「おもちゃ」というより「コンピュータ」に属すのかもしれませんが、子供がプログラミングを学べるツールとして大好評なのが「Kano」です。KanoはRaspberry Pi(ラズベリーパイ)ベースのコンピュータキットで、子どもでも組み立てられるようにわかりやすい解説書が付いていたり、端子やケーブルがきれいに色分けされていたりします。独自のKano OSに付属するゲームを「Kano Blocks」というブロックベースのプログラミング環境でカスタマイズしながらプログラミングを学ぶことができ、音楽や動画も作れます。

価格は149.99ドル(約1万5000円)で公式サイトから日本にも発送しています。

以上、子どもがプログラミングを学べるいろんなおもちゃをまとめてみました。こうしてみると、子どもだけじゃなく大人にとっても楽しく勉強できそうなものがたくさんあります。子どもの教育のためと称して、ひとつポチってみようかな。

source: Fisher-Price、Primo Toys、Robot Turtles、Puzzlets、Root、Ozobot Bit、Sphero SPRK Edition、Dash&Dot、レゴ マインドストーム EV3、mBot、Kano

(miho)

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