【8月20日放送】ムービープラス「吹替王国」2周年記念! 山寺宏一×大塚明夫インタビュー

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山寺宏一と大塚明夫

山寺宏一と大塚明夫

今年の8月で2周年を迎えるCS映画専門チャンネル・ムービープラスの人気企画、「吹替王国」。「もっと吹替で映画を観たい!」という視聴者からのリクエストに応えるために立ち上げたもので、特定の声優にフィーチャーするという新しい試みが幅広い層の支持を獲得している。その第11弾(8月20日放送)に、人気・実力ともに不動の地位を確立している声優界のレジェンド、山寺宏一が満を持して登場! 至宝とも言える吹替え作品群が同番組で楽しめる。

しかも今回は2周年を記念して、山寺と同世代で盟友の大塚明夫も登場! 20年以上前からお互いをリスペクトしあう関係で、このほど豪華ツーショットでインタビューを実施。今回放送する、吹替ファンからも名吹替と評判も高いふたりの共演作『マスク』の話題をはじめ、ともに大役を勝ち取った『48時間』、根強いファンが多いアニメ『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』の話題など、声優レジェンドたちにさまざまな話をしてもらった。

――今回の豪華対談が決まった時の、卒直な心境はいかがでしたか?

山寺:明夫さんはいつ知ったの?

大塚:ちょっと前だね。「サプライズで登場してもらえませんか?」とオファーをいただいて(笑)。

山寺:僕はさっき知ったもの。「あれ? 明夫さんがいる」って(笑)。「吹替王国」は明夫さんで前にやっていたから「様子を見に来ただけかな?」と思ったけれど、この後に対談って聞いて「うそでしょ!」って(笑)。びっくりしました。やられましたねえ。

大塚:上手くいって良かった。その思いで張り裂けそうですよ(笑)。

山寺:でもうれしかったです。僕、本当に公私ともに明夫さんが大好きで、仕事を一緒にする共演者としても大好きだけど、人としても尊敬できる人なので大好きなんです。

大塚:5月に何日かかけて朗読を一緒にやったばっかりで、お芝居も一昨年、舞台で演劇をやっていましたね。お互いにちゃんとやっているんだなって、確認し合っている感じはありますね。

山寺:たまにふたりで話し込んだりすると、言っちゃいけないことを言いそうになったりしてね(笑)。怖いですね。ちゃんと考えないと!

大塚:マイクつけたままだとヤバい話多いかもね(笑)。

――今回のプログラムでは『マスク』が吹替ファンからも名吹替と評判の、パッケージ未収録の超お宝バージョンとなっていますが、やはり思い入れがありますか?

大塚:そうですねえ。若かったなあと(笑)。

山寺:明夫さんと一緒にやれてうれしかったです。若い頃からお互い頑張ろうと励まし合って、切磋琢磨してやってきたので。

大塚:みんな一緒だと燃えたよね。

山寺:明夫さんいるんだから自分も頑張らなきゃみたいなね! 自分もやったことあるからわかるんですけど、明夫さんの『ザ・ロック』を観た時に、「ああ、こういう感じか!」って思ったもの。後は共演した『48時間』!

大塚:バディムービーはやりたいねえ。

山寺:あとは「攻殻機動隊」ですよね!

大塚:やりたくてうずうずしていますよ(笑)。

山寺:バトーは明夫さん以外考えられない。

大塚:そんなこと言ったら(笑)。

山寺:ああそうか! ごめんなさい。違うバージョンが(笑)。まあいろいろあっていいけれど、明夫さんのバトーが大好きで。カッコいいけれど、愛がこもっている。クールで渋いのに、心の中に愛がこもっているって最高ですよねえ。

――今までのお仕事のなかで、一番印象に残っている作品は何でしょうか?

大塚:一緒にやった作品で言うと、『青いドレスの女』っていうデンゼル・ワシントンの映画ですね。山ちゃんがデンゼルを演じていて、彼のしゃべりの癖を山ちゃんが上手に捕まえていてね。よくオレにもデンゼル・ワシントンの役が回ってくるなと思っていますが、何でそんなに覚えているかというと、自分がやった役が気に入っているからです(笑)。

山寺:明夫さんの一番は何だろうなあ。いっぱいありすぎるからなあ。

大塚:そりゃあお互い様でしょう(笑)。

山寺:ニコラス・ケイジの作品ですかね。彼の作品を観ていると、自分もやっているから明夫さんのほうが「全然いいわ!」って思っちゃう。

――もはや戦友の域ですよね。いまお互いを見た時に、吹替え声優として変わったなと思うことはありますか?

大塚:僕が思う山ちゃんの芝居は深みが出てきて、味が増していますよね。あまりにも何でもできちゃうから、そこに人の目っていきがちだけれども、それは当然で。一緒にやりたいと思いますよね。演技の幅が広いですよね。

山寺:その味や深みを最初から持っているのが明夫さんですよね。最近、益々感じます。レジェンド声優たちに持っている印象と近いものがあります。どういう役をやっても、すっと入っている。無理して作っている感じがひとつもしない。自分の芝居をしているのにハマッてしまう、そういう人は我々の世代には、ほかにほとんどいないように感じてしまいますね。

あとは、明夫さんに魅力を感じてもらえなくなったらダメだなあとは思っています。声の仕事でも舞台の仕事でも、山と一緒にやって楽しい、と思ってもらえないとダメでしょうね。気を遣ってくれているので本当にダメな時はダメとは言わないでしょうけれど。明夫さんは鋭いですからね。

大塚:いや鈍いでしょ!

山寺:いやいや鋭いよ(笑)。

――お互いをライバルに感じる瞬間もありますか?

大塚:ありますよ。

山寺:デンゼル・ワシントンとかニコラス・ケイジとか、ほかにかぶっている俳優はたくさんいる。

大塚:ただ、何が勝ちだか負けだかがわからない世界なので、自分がやる以上は精一杯まっとうすることが礼儀だとは思います。お互いがお互いの信じることを、どれだけ手を抜かないでやるかが重要じゃないですかね。それが一番やるべきことだと思いますね。手を抜いていたら、お互いに言い合うと思いますよ(笑)。

山寺:言われないようにしないと(笑)。でも不思議なもので、ほかの人にはやっぱり負けたくないって感じることがあるけれど、明夫さんには思わないんですね。不思議。ほかで作品がかぶっている人がいると、「負けたくない!」って思うんですけど。明夫さんが唯一、思わない人なのかも。

大塚:なんだろうね。オレもそうだよ。

山寺:でも明夫さんがジム・キャリーやったら、「えー! なんで?」って思いますけど(笑)。「来ないでここ!」みたいな(笑)。

大塚:そりゃないよ(笑)。手も足も出ない。

――かつて故・大塚周夫さんと3人で鼎談された際に、周夫さんが「10年先を見て進まなくちゃ」とおっしゃっていたそうですが、いま思うことはありますか?

山寺:いやぁ、目先しか見ていないなあ(笑)。自分でどう思っていてもお仕事をいただく立場なので、いつまでも使いたいと思われるような存在でいなきゃなあと思います。そしてここへ来てまた、吹替えの難しさを感じていますね。何がいい吹替えなのか、何が自分の個性なのか。いただいた仕事を一生懸命やるだけなので、難しいですね。

大塚:僕はね、生き残らなくちゃとすごく思っていて、そのためにはいまが30代だとしたら、30代怠けたら40代ないぞと。40代に怠けていたら、50代仕事ないぞと言い聞かせているところがありますね。うちの親父は亡くなった日が仕事した日の晩だったんですけど、その時に僕も現役のまま逝きたいなっていうことを思い、いつまでも現役でいてやるって思いました。でもそれはいくら僕が思っても、決めるのは周りなんですよね。ただ、そのために向上心への燃料投下は、絶対に怠ってはならないと思いますね。

山寺:歳を重ねて来て、目は肥えていると思うんですよ。いろいろなものを冷静に見られるようになりました。勢いでやれるって思っていたことが、いま冷静に自分を見られるので、周りの上手さもわかるようになってきた。たとえば顔出しの仕事を時々やっていますが、やらせてもらうと舞台などで自分の出来なさ加減も分かってきて。で、自分には声の仕事だなあと思うけれど、それもやっぱり改めて難しいことだなって思う。でも、自信を持ったりの繰り返しなんですよね。時々そういうサイクルがあるんです。だから、そういうものなんだろなあとは思いますけどね。答えは出ない。ただ何でも、こんなものなんだろうなって思ったらダメなんだとは思います。

――この先、どういう作品で吹替えの共演をしてみたいですか?

大塚:セリフだけしか武器がない、それだけで戦わなければいけないオレたちの仕事で言うとバディーもいいけれど、法廷モノですかね。検事と弁護士としてバチバチみたいなものはやってみたいですね。まくしたてる感じの。

山寺:それもいいし、コメディーもやりたいですけどね。ブラックコメディーみたいな。笑いもあるけれど、シリアスな現状を抱えていたり。そういう作品をふたりでガッチリやってみたいなあと思いますね。

(取材・文:鴇田崇)


ムービープラス「吹替王国」
#11 声優:山寺宏一 特別ゲスト:大塚明夫
前編:16:45~/後編:20:45~

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