お小遣い制は二流?一流港区女子は、クレカの色で男をジャッジし、男のクレカを使い倒す

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港区女子。

彼女たちが、得体の知れない存在であることは、東カレ読者であれば気づいている。

華やかで、顔が広く、有名人とのコネクションも豊富。夜な夜な西麻布界隈に繰り出し、そこまで稼げる仕事をしているようには見えないが、なぜか煌びやかな生活を送っている印象が強い。

遊び場同様、住まいも港区。麻布、六本木、広尾、白金、そして芝。とても年収500万円で住めるようなエリアではない。

ベールに包まれたその生態を解明すると共に、彼女たちは“なぜ港区女子になった”のか、その原点を紹介する。

これまでに、育ちのコンプレックスから港区女子になった春香、エビージョ!に登場する楓、西麻布大学の留年生とみなされている玲子、そして港区女子を牛耳る里子を紹介した。

最終回の今週は?




<今週の港区女子>

名前:紀香
年齢:28歳
職業:元事務職
年収:なし(クレジットカード月利用額:約50~100万円弱)
出身:名古屋
現在の住まい:南麻布


クレジットカード=夢を与えてくれる魔法のカード


「男の人を何で判断するか?そうですね、クレジットカードの色、かな(笑)」

当たり前のことですよね?と言わんばかりの屈託のない笑顔で微笑む紀香。腕元には、一昔前に港区女子のほぼ全員が持っていたと言っても過言ではない、シャネルのJ12のダイヤ入り時計が光っている。

「お小遣いをもらって生きている港区女子はちょっとダサいかも。お小遣い制ってウケません?無駄に制限もあって縛られるし。私は断然、無制限に使えるカード派ですね。」

誰かに頼って生きることが大前提の港区女子。その価値観の理解に苦しむが、要するに紀香は無制限に使えるクレジットカードを男性から貰い、それで好きな物を買って、好きな物を食べて生活しているそうだ。そして現金は、ある方法で手に入れているという。

「例えば、女子会で割り勘とかしますよね。私はみんなの分をまとめてカードでお支払い。でも、請求先は彼。だからみんなから集めた現金は手元に残るんです。」

港区女子は、人が思いもつかないような方法で稼ぐ。そのお金に対する執着心にはもはや脱帽だ。


「まぁ港区女子の中でも、カードを渡して貰える人は一握りだと思いますけど。男性から貰える金額と、いい女度は比例しますからね。」


そんな紀香が港区女子になったのは、ある一枚のカードが始まりだった


きっかけは、一枚のカードから


一見、ずっと派手な生活をしてきたように見える紀香。しかし大学卒業後、暫く日系のメーカーで事務職として働いていたそうだ。そして育ちが悪いわけでもない紀香が、港区女子になった背景には一人の男性の存在があった。

25歳の時、仕事終わりに大学の女友達と六本木のバーで飲んでいたところ、偶然隣に居合わせたのが輸入車関係の会社を営む弘一郎だった。そして気に入られた紀香は弘一郎の経済力に目がくらみ、付き合うことにしたそうだ。


付き合い始めて間もなく、弘一郎からポンっと一枚のカードを渡された。

そしてこれが紀香の運命の歯車を狂わせた。


「何でも好きに使っていいよ、ってクレジットカードを渡されたんです。今まで欲しくても高くて買えなかった物、ただ眺めるしかなかった憧れのブランド物。それが全てストレスフリーで買えるようになって。凄くないですか?」

弘一郎から渡されたのは、プラチナカードだった。そのカードをお店で出すたびに、自分のステータスは非常に高く、特別な人になったような錯覚に陥るそうだ。

「私みたいな子が、値段を気にせずにポンポンと好きな物を買い、そして最後はプラチナカードを出す。笑っちゃうくらい店員さんの態度が変わるんですよね〜。その反応が好きで。」

カードを出す時の優越感と、店員さんがちやほやしてくれる環境。好きな物は何でも手に入り、カードは切り放題。真面目にコツコツと働いても微々たる金額しか稼げないOLの仕事に、嫌気が差すのは時間の問題だった。




次に欲しくなったのは、カードでは買えない住所というブランド


紀香は魔法のカードを手に入れ、瞬く間に生活が(物質的に)豊かになっていった。買えない物はないと思っていた矢先、港区女子から言われたことに衝撃を受けたという。

「紀香ちゃん、御徒町に住んでるの?嘘でしょ。一見、どんな物でも持ってそうに見えるけど、住んでる所は全然煌びやかじゃないね。」

この一言に衝撃を受け、カードでは買えない、 “住所ブランド”も手に入れたくなった紀香は港区に移り住む決意をした。

「ブランドって、持ち物だけじゃなくて“住所ブランド”もあるんですよね。港区に住んでいるだけで、皆勝手に私のことをキラキラ女子だと思ってくれるような、都内で断トツのブランド力が“港区”にはあるから。」

“台東区在住です”と言ったところで誰からも“凄い”とは言ってもらえない。自分の価値を上げるため、強力なブランド力に頼りたくて港区に住みついた。


男性のカードで生活する港区女子。そんな彼女たちの必須アイテムは?


港区女子のマストアイテム


「港区女子に必要なアイテムって何か分かりますか?誰かが家賃を支払って払ってくれる家と、リッチな彼氏。高級車でのドライブと高級レストラン。あとは3ヶ月に1回の海外旅行と、自分のメンテナンスのために必要なお金。」

次から次へと色々なアイテムが出てきたが、もちろん紀香一人の力でそんな生活ができるはずもない。

「だからこそ、無制限に使えるカードが必要で。お小遣いだと決まった額しかないから、直ぐに使い果たしちゃうし。」

最近、買い物をする時に値札を見た記憶はないそうだ。




カードの色で分かる男のランク


「男性が持っているカードだと、ブラックカード以外あり得ないなぁ(笑)最悪、プラチナでも良いけど。」

港区には、ブラックカードを持っている人がそこら中にいる。もはやその色に見慣れ過ぎていて、普通のカードの色がよく分からないそうだ。

「ゴールドカードなんて当たり前でしょ?それ以下のカードが何色なのかよく分からないけど。」

現在、弘一郎以外に付き合っている男性はいないそうだ。カードの明細は弘一郎に行くため、怪しい動きをしたらすぐにバレてしまうので他の男性とあまり遊べないと言う。


「弘一郎と結婚?ないない(笑)だって、彼結婚してるし、何と言ってももうすぐ60歳だし。」


現在28歳の紀香。あと2年で、西麻布大学の留年生と見なされる30歳になる。2年後、弘一郎がまだ紀香を相手にしてくれるのかどうかは、全くの未知数である。




この連載では、港区女子の実態や港区女子となった原体験について迫ってきた。嘘みたいな話もあると感じる読者もいるだろうが、全て取材に基づいたノンフィクションだ(個人情報を特定されないよう名前や年齢などは脚色している)。

東京の中でも異常な価値観が蔓延る港区。年明け1月からは、港区女子の必須アイテムでといえる「港区おじさん」にフォーカスを当てた新連載を開始する。


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東京カレンダー

世界でも有数の成熟都市、東京。
この大都市で仕事をしているのだから、センス良くこの街を使い倒さないのはもったいない。
いいものを食べつくした30代半ばのビジネスエリートも納得の厳選したファインダイニングや、旬を重視するクリエイティブクラスの女性たちの琴線に触れるレストランの紹介、そしてその晴れの場にふさわしいファッションの提案など、幅広いジャンルで構成される月刊誌「東京カレンダー」から記事を抜粋してお届けいたします。

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春香

生年月日1975年6月24日(42歳)
星座かに座
出生地愛知県

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