【ヒストリーがバクチクする。】永遠のロックバンド、BUCK-TICKがデビューから30年間続く「3つの理由」

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音楽ファンをある程度やっていると、好きなミュージシャンの活動停止やバンドの解散を経験したことがある人は多いのではないだろうか。

今まで当たり前に享受できていた、当たり前の幸せ、それがある日突然「大切なお知らせ」が告知され、当たり前のように終わってしまう。永遠はないのか…と悲嘆にくれた人も多いと思われる。

しかし、「永遠はある」と錯覚させてくれるバンドが確かにそこにいる。

それがロックバンド、BUCK-TICKである。

今年、メジャーデビュー以来不動のメンバーで30周年を迎え「生ける伝説」とまで言われている奇跡のバンドだ。

ある程度の年齢がある人なら知っているだろうが、若い人だと名前も知らない人もいるかもしれない。まずは、よく知らない人の為にBUCK-TICKの年表略歴からご案内すると以下の通り。

■1987年9月 『バクチク現象 at THE LIVE INN』発売でメジャーデビュー
■1988年 第30回日本レコード大賞新人賞を獲得
■1990年 3rdシングル「悪の華」発売(オリコンチャート1位獲得)

(中略)

■2017年 シングル35枚、オリジナルアルバム21枚を発売

かなり端折った略歴とした。あまりにも歴史がありすぎて、詳細に書くと歴史年表のようになってしまうのだ。

それについては公式WEBサイトやウィキペディアなどにお任せするとして、ここではなぜ彼らが30年も活動し続けられるのか、その理由を探ってみたい。

そもそもプロとしてバンド活動を続けるということはどういうことか。ファンに楽曲を届け、ライブを行い、対価としてお金を得られる。そのサイクルを継続できるかどうかの持続性が、バンドに限らずどんな仕事であろうとプロとして大切なことだろう。

バンドが活動を続けられない理由として次のようなことを言われることが多い。「メンバーの不仲」「音楽性の違い」「このメンバーでできることをやりきった」などである。ファン側からの信頼を失うパターンや、そもそも音楽に飽きられる場合もあり、人気が得られなかったり、落ちてしまったりしてもひっそりバンドは終焉する。

バンドとファン、どちらの信頼が欠けても継続はできない。相互信頼が不可欠なのだ。考えれば当たり前の内容だが、人気の浮き沈みが水のように激しい世界で、成し遂げるのは容易ではない。その相互信頼を長く安定して成し遂げ続けているのがBUCK-TICKなのである。それでは詳しく見ていこう。

検証1「メンバーの不仲」

惡の華

惡の華

まずは「バンドメンバーの不仲」について。

BUCK-TICKは元々高校時代の仲の良い先輩後輩の仲間達で基本的に集まったメンバーで始まっている。プロとして活動してからもメンバー同士で夜通し飲み続けることが通常であるなど、仲の良さはよく言われている。

特筆すべきは、メンバーの一人であるギターの今井寿が1989年に薬物使用で捕まったことがあり、活動休止を余儀なくされたことが一時期あった。そんな中でも特にメンバーの仲が変わることはなく、メンバー変更はなかったのだ。

この観点から不仲での解散はないことが伺いしれる。ファンの心も既にがっちり掴んでおり、復活ライブを東京ドームで行ったほどだ。余談だが、その後に発売したシングルとアルバムも『悪の華』という挑発的なタイトルで更にファンの心をくすぐっている。

検証2「音楽性の違い」

「音楽性の違い」についても活動の方向性の違いと大きくいえるだろう。

大まかにいえばギターの今井寿が基本的に作品作りの方向性をリードしているが、だからと言ってワンマンバンドということではない。上述の仲の良さもあり、仕事上のコミュニケーションも円滑なのだろう。コミュニケーションとは相手にいうことを一方的にきかせるものではなく、調和を図ることにある。すべての人間が違う音楽的趣向をもっており、音楽性が完全に一致することなどあるわけがない。意見を違えた場合、妥協するという選択肢もあるが、それでは良い作品は出来上がらない。メンバー間の信頼が大切だ。信頼できる確かな土壌がBUCK-TICKにはある。

以前20周年の時に、バンドが続く理由を聞かれ、挙げていた理由が「我慢」であった。彼ら流に一言でいうとそういうことなのだと筆者は解釈している。

検証3「できることをやり切った」

「できることをやりきった」という話についても、BUCK-TICKについては無縁に思われる。魅力的なサウンドが湯水のように湧いてでてきており、ほぼ1~2年のタームで新作オリジナルアルバムを出し続けている。ただ出し続けているだけではなく、その時にでたアルバムが素晴らしく、最新アルバムが最高傑作とファンからよく声があがる。

しかもアルバムによって音楽の方向性も違う、グランジ、ハードロック、ノイズ、インダストリアルロック、エレクトロニカ、純粋なバンドサウンド、ゴシックなどなど作品によってアプローチが違う。

作品毎にまったくアプローチが違うのにその時その時でファンが離れない理由は色々あるだろうが、根本のところでボーカルの櫻井敦司の死生観が色濃い、退廃的で、官能的で、哲学的な世界観があること、マニアックなサウンドを提示しながらもあくまで楽曲全体としてとっつきやすくキャッチーであろうとしていることで普遍性を保っていることだ。世界観は深く、楽曲は深みがありながらポップであることにこだわっている。アプローチは違えども「BUCK-TICKの音楽」というものが揺らいでいないのだ。

続けていくことがかっこいい、という泣きたくなるような内容の名言もメンバーの今井寿からでている。ファンは安心して新曲を待つことができ、次の新曲はどう出てくるかを飽きさせない。30年続けているバンドにこういった期待をできることは、通常考えられない幸せなことである。

2028年はあり得るか?

30周年の今年、BUCK-TICKのイベントは目白押しだ。まずは6月24日(土)より『BUCK-TICK~CLIMAX TOGETHER~ON SCREEN 1992-2016』と題した劇場映画作品が全国の映画館で公開される。

「CLIMAX TOGETHER」とは、BUCK-TICKが以前1992年に行ったライブのことであり、2回目は2004年、3回目は2016年と、12年周期で横浜アリーナにて行われている。1つのバンドが行うライブイベントとしてとても正気の話ではない企画のライブである。もし、次の「CLIMAX TOGETHER」があるとすれば、2028年になるだろうか。

バンドメンバーの年齢も今年で55歳~50歳になるが、11年後の2028年にはメンバーも66歳~60歳となる。しかし、冗談ではなくBUCK-TICKならやってくれるのでは…というファンの期待感は高い。今回の劇場作品は“30周年の軌跡”と、“11年後の予習”を兼ねることができる素晴らしい作品となるだろう。

また、その後には9月23日、24日両日に渡り30周年記念ライブである「BUCK-TICK 2017 "THE PARADE" 〜30th anniversary〜」があり、続けてツアー「THE DAY IN QUESTION 2017」が10月から始まる。ツアーの最終日は12月29日の武道館公演となり、年末この日には武道館公演を18年連続でやり続けている。そして、来年2018年春には新アルバムが出る予定となっており、31周年目の始まりがすでに予告されている。

今年の夏には新たなるベスト盤が発売予定なのでBUCK-TICKを聴いたことがないという人はそれで入門してもいいし、今まで発売されたベスト盤もあり、それで入門してもいい。入口にはCDや配信、映画、ライブと様々な形が用意されている。この夏、現在進行形の生ける伝説に触れてみてはいかがだろうか。音楽体験に遅すぎるということはない。一度門をくぐれば、あなたの人生を変えるのかもしれないのだから。

(文:aibon)

>【伝説がバクチクする!】BUCK-TICK 伝説まとめはこちら

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